2011.12.21

本を読む

みなさんこんにちは。
今日は曇っています。
ここ数日寒い日が続いていますが、時々温かい日もあったり…
温かいのは助かるのですが、こう、寒い日暖かい日がくるくると入れ替わると、体がついていきません。
そして気付けば、日記の方は、ずいぶん間があいてしまいました。
忙しいというより、なんか最近日記を書く気分になれない。
ちょっと今飽きてるかも。


小説新作UPしました。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=685529
また細川さんチのお話です。
続き物の方も、早いトコ次回を書き上げたいのですが、な~んかうまくまとまらないのです。とほほ。
難しい所に入ってしまったというのは大きいですが、
にゃんかね…。
書きたいエピソードや、「こんな感じで」ってのはあるのですが、歴史上の出来事と、キャラクターの動きや感情が上手くシンクロしてくれないのです。
まぁ一言で言えば、勉強が足りないと言うか、自分の中で知識がこなれていないのですね。
もともと、説明的な文章の多い作品ですし、
それ自体はそういうつもりで書いているのでいいのですが、
こうなると、説明部分でただただ出来事を追ってしまい、そうじゃない部分との断絶感がすさまじく、平板な上にかなり統一感のない文章になる。
やれやれ。

そんなわけで、
資料調べや勉強はしないで書きたい…いわば息抜きで書き始めた「細川さんチのお話」ですが、やっぱ書いててすげー楽しいのです。
やばいです。
今回の作品も、気分転換のつもりで、出だしだけでも書きとめておこうと思って書き始めて、気が付いたら完成していた!
やべーよ!!
いや、やばくないけど…
同じ調子で続き物の方もサクサク書ければな~~!!
でもサクサク書きすぎて、ところどころ言葉がいい加減で、UPした後けっこう直してしまったーーーっ!
まだ、直そうかどうしようか悩んでいる単語がいくつかあります。うぬぬ。
適切な言葉が選べないのは、普段小説とかろくに読んでないせいかな~と思いましたよ。
そう言えば、趣味で書かれている方の中に(そしてなぜか私の周りでは、そういう方に限ってプロになりたいとおっしゃってたりするのですが)、影響を受けるから人の作品は読まない。と言う人がいます。
でもやっぱり、物語もできるだけ読んどいた方がいいと思うよ。


ところで、
先日フォロワーさんが、「南北朝室町でクトゥルーはどうだろう」という話をしていたので、
クトゥーリアンで有名な朝松健さんが『一休シリーズ』ってのを書いてる。と、以前友人から教えてもらった話をして、
私も教えてもらったきり読んでなかったので、この機会に読んでおこうと、さっそく何冊か取り寄せました。
でその時に、
どんな話があるのか調べてましたら、同じ著者で『百怪祭』というシリーズがあるのを知りまして、
「百怪祭」については、知っておきたくてちょっと調べた事があるのですが、今のところめぼしい成果がない。
なので、これを題材に書くなんて珍しい。と思い、これも注文して、最初に来た『Ⅱ』の方を今読んでいるのですが、
いきなり来たよ!北畠顕家奥州軍だよ!高師直だよ!
まぁ名前だけっちゃぁ名前だけだけど!
いきなり足利直義と書いてあって心臓停まるかと思った!
朝松さんは、雑誌でとアンソロジーでしか読んだことがなかったのですが、こんな作品もあったのですね。
ホラーもクトゥルーも読むのに、なにこの盲点。
ちなみに「百怪祭」は、書名に使われてるだけで、全然関係なさそうです。

そんなわけで、しばらくは歴史資料から離れ、この辺を読んでようと思います。


★★★今日読んでいる本★★★
『闇絢爛』朝松健/光文社時代小説文庫

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2011.06.07

今年もまた夏が来る

みなさんこんにちは。
今日は曇りです。
・・・・・昨日から空目がひどい。
「補正成立」→「楠正成」
「アクションゲーム」→「ファッションゲーム」・・・戦国ファッションゲームって、萌キャラ化した武将に甲冑着せ替えをするのか?ファッションアイテムで、火縄銃や鍬形ゲットとか?
最近目がかなり疲れてる。


暑いのだか寒いのだか・・・やはりよくわからない気候が続いていますね。
暑い日はヒガシヘルマンリクガメのコレオをベランダへ出すのですが、見た目にそれ程の違いはないように思えても、去年に比べそれなりに成長したようで、今年ベランダへ初めて出した日に、エアコンの室外機の下に嵌って動けなくなっていた。
娘と二人で引っ張り出そうとしても、どうにも動かず、仕方なく室外機を持ち上げて救出した。
ところが、翌日もまた同じ所に嵌っている・・・・。どうやって入るのか、よくわからない。
その後2度ほど嵌っていましたが、結局今は侵入経路と思われるすき間をブロックで塞いでいます。
でも、たぶんコレオとしては、あの空間が心安らかに過ごせる場所なのでありましょう。
今はプランタースタンドの下や、植木鉢を切って作ったシェルターに・・なんとなく入っているのですが、心なしか気落ちしているように見える・・・。リクガメって、暢気そうに見えるのですけれど、意外とストレスに弱いんですよね。コレオがそうだかは知りませんが。
う~む・・・・。「室外機の下」に代わる場所を提供しなければいけないだろうか・・・。


先週末、娘は私の実家地区の祭へ、夫は自転車の練習。
私は以前住んでいた地区の祭へ。
友人宅にお招き頂いて、来ていた方はほとんどが初対面だったのですが、長い時間楽しく過ごさせて頂きました。
話の流れで、
最近体験した怖い話ってことで、例の呪い話をしたのですが、それなりに楽しんで頂けてよかったです。
私が受けた呪いについて、「うわ、全否定・・」とおっしゃった方がいて、そうそうっこの呪いの核はそこっ!って感じで、なんかすっきりした。
「否定」というキーワードはずっと出てきていたのですけれど、そこで笑い飛ばされて、すごくすっきりしました。
思いがけず、色々とアドバイスも頂けてよかったです。
「それって、あなたが悪い事にされちゃうんじゃない?」とも言われたのですけれど、正直言えば、既にそうなってても全然驚かない。
さらに言えば、あんなに悩んでいた勉強の事が、なんかもう色々とどうでもよくなりつつもある。
「好き」な気持ちをなくしてしまう事が最大の問題で・・・。立派な学識を身に付けるより、役に立たないその「気持ち」を守ることの方が、私には大切なんだよね。
そういうことでは、私は呪いに負けたのかも知れませんが、そういうのも今はどうでもいい。
出せなかった答えに対して、そういうことがクリアになった。
単にめんどくさくなっただけなのかも知れませんけど。

怪談も久しぶりに聞いてしまった。
いろいろとおもしろいお話はあったのですが、ここでは割愛。


そう言えば、お祭だったのに結局浴衣を着ませんでした。
娘にも浴衣を持たせる予定だったのですが、どこにしまったかわからなくなってしまって・・・
去年縫ったはずなのに見付からず、「実は縫ってないんじゃない?」疑惑まで発生。
まぁ娘が出掛けた後に見付かったんですけどね・・・・。
ママ友に何枚か着物を譲る話もしているので、少し和服を整理しなくちゃな~。
本格的に暑くなる前に、できるといいのですけれど・・・。ってもう充分暑いか。


★★★今日読んでいる本★★★
『心霊的自己防衛』ダイアン・フォーチュン/国書刊行会
もう少しで読み終わる。

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2011.06.02

呪いとかマンガとかアレとか

みなさんこんにちは。
今日は雨降りです。
明日は暑くなるそうです。


相変わらず呪いを跳ね返せていません。・・・・困った。
なんかな~・・・ふとした瞬間に、自分の悪い所とか欠けてる部分などを思い浮かべてしまうと、そこにつけ込まれるようです。
「なんで私はこんななんだろう・・・」とか思うのが一番ダメっぽい。
コピーしてきた論文を読み始めたら、ダイアンさんが頓挫してしまったのですが、まだ防衛手段のトコまで読んでないんですよね。たはは・・。
そのダイアンさんがおっしゃるには、術者にシンパシーを感じる人ほどその呪いが懸かりやすい。そうで。
まぁ知ってたけど。
あとは、術者に同情しちゃうとか。
そういう意味では、私はまんまとそれを受け入れてしまったわけで・・・、いやもうシンパシーも感じていたし、同情もしたし、相手にしてみればすごく懸け易かっただろうなぁ。そういう意味では自業自得なのではありますが・・・。
おっなんかそういうのって、あれにも通じますね。
妖怪ってのはその家の人に呼ばれないと家に入れないってやつ。
ああ、なる程、災厄を呼び入れるのは、どこかでそれを自ら招いているってわけね。
あっ先日書いた蛇も、後ろから声を架けるんですよ。で、返事をするとダメなんです。なる程ね。
なる程ねって、感心しててもなんの解決にもなっとらんですが!
昔読んだ本にもあったのですけれど、呪いって、懸けられてる人が、「呪われてる」って思わないと効果がないんですよね。
そんな自分の心の弱さがどーもね・・・。なんと言いますか。強い呪いから逃れるためには、すべての縁を絶ち切るのが一番なのでしょうけれど、それがし難い時にはどうすればいいのかなぁ?
とりあえず、ダイアン読破を目指します。


最近読んだマンガ。
『サユリ 2巻』押切蓮介。けっこう待ちに待ったという感じが・・・。『ミスミソウ』的な鬱展開かと思ったら、なんかかなり爽やかに終わった。この人、家族の話好きですよね。
何度か書いていますが、すごく応援してます。私は押切さんって天才だと思ってまして、もっと評価されていいと思うのですけれど。やっぱ作風に問題が?
派手目な萌え絵の作品ではなく、『猫背・・・』とか『ピコピコ・・・』にもっと注目を。
『響子と父さん』石黒正数。今更・・・なのか?なんかね、なんでこの人がウケているのか、その理由がなんとなくわかってしまっているので、なんか避けてました。チラ見しておもしろかったので買ってみました。おもしろかったです。「なんかありそー」な感じが絶妙でした。
『7人のシェイクスピア 4巻』ハロルド作石。娘がすごく気に入ってます。なんでだか発売日にチェック入ってて、「そろそろ出てるはずなんですけど」と声をかけられます。どうせならシェイクスピアの作品も読んで欲しいものです。うちにも何冊かありますし。手堅くおもしろいです。でもSKKIの出動を要す内容。
(※「SKKI」がわからない方は、「SKKI」「大河ドラマ」で検索してみて下さい。何個目かでヒットするはず)

『電波オデッセイ』の10話目「パーマネントバケーション?」の終わりから3ページ目がえらく心に沁みる・・・。いっしょうけんめい縫いつくろってるよ。「いいほう」へ向かいたいよ。
早く復刻版3巻出てくれないかな。そしたら書評書きます。


『TIGER&BUNNY』の9話目観ました。昨日。
なんだかそこかしこでそれとなく話題になっているあれな展開とやらに、いろんな意味でドキドキしながら観たのですが、
その感想は・・・
・・・・・・腐女子脳ってすごい・・・・・・。
フォロワーさん(腐)が、アニメに馴染みのない人にも勧めたいけれど、8・9話を観て勧めていいか迷っている。というようなことをおっしゃっていたのですが、
まったくもって問題ありません!
えっそういう展開なの?と意識して観た私でも、あれからそれを想像するに至るには、それなりの妄想力を要しました。
安定したおもしろさです!大事な事だから2度言う。
まったくもって問題ありません!

ちなみに私はいつも娘と一緒に観ているのですが、今回小学生に一番受けたのは
「毎日着けてるよ。おばあちゃんが」でした。


★★★今日読んでいる本★★★
引き続き論文をいろいろと・・・・。

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2011.05.26

狐は十二支ではありません

みなさんこんにちは。
今日は曇りです。
肩こりがひどくて頭痛がします。
なんかついに蛇の呪いに敗れたようなので、週末の勉強会はお休みします。励ましのお声かけ下さいましたみなさま、ありがとうございました。ごめんなさい。バタリ。

ああ、情けない・・・・。


ダイアンさんの本、やっと半ばを越えましたが、おもしろいです。
なんかいちいち心当たりがありすぎて笑える。
魔術の人の本ってきちんと読んだ事なかったのですが、やっぱこの人の功績って、心霊術に心理学を取り入れたことなのだろうか?
「エレメント」は、「気質」とか「性格」と読み換えても、そのままフツーに読めて意味も通るし、たぶん著者が言いたい事もきちんと伝わる。
そして「エレメント」と聞いて、すぐに浮かんだのは『レジェンズ~蘇る龍王伝説~』ですよ。OPテーマまで連続で再生されました。

さて、水曜日が過ぎましたので、『TIGER & BUNNY』の8話目もやっと拝見させて頂きましたよ。
おもしろかった!
なんかね、色々とよかったです。
細かいフォローも丁寧にされていたし、次回へ続けて行く流れもきれいに決まってた。
久しぶりに毎週楽しみなTV番組。
ついつい『TVBros』まで買ってしまいましたよ。アホですね。
明日辺りBDの第1巻も届くことでありましょう。
即刻完了したフィギュアの予約は、全然再開される気配ありませんね。がっくり。
買う事ができたら、夫の職場に置いて貰う約束なのに・・・・。いや・・別にどうという意味はないのですが・・・。
ちょっと前にどっかに書いた気がしますが、
きちんと毎週続けてアニメ観るのって、すっっっごい久しぶりです。
ってゆーか、私をそんな気にさせる番組が、世間様でも流行ってるっていう現象に驚きだわ。
いやマジ、うかつに「いい!」とか言っちゃうと、打ち切られるとか・・・・。ひっそりとなかった事にされるとか・・・・。少なくともリアルタイムで盛り上がれるってのが、希有にめでたいことであります。
同好の人がいるってさ、楽しいですね!


もうこの週末はそのBD見たり、不義理をする先生のブログで宣言した通り、久しぶりの図書館へ行ったりしながら、過ごす予定なのですが、
ここに稲荷神社の清掃があって、行くつもりでいたのですけれど、聞いたら意外と拘束時間が長い?
最後までいると、図書館へ行くのがキツいので、途中で帰らせてもらうかな~と話していたら、娘がさらっと
「じゃぁ代わりに行くよ」と言いおる。
代わりに行ってくれるのは大いにけっこうな話だが、
なんで?どーしたの?なにその大人発言。怖い。何か憑いてるのか?大丈夫か?
きっ狐か?狐がいるのか?どこに?
こここここーゆー場合は、山犬?山犬がいい?三峯さんが効くのか?
どういう対策を立てればよいのだろうか?教えて大宮○朗先生!!

うーーーーん・・・・とりあえず、当日時間までに起きられないに30ペカリ。


★★★今日読んでいる本★★★
『心霊的自己防衛』ダイアン・フォーチュン/国書刊行会

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2011.05.11

蛇に会った話

みなさんこんにちは。
東京は雨降り、寒くなる予報だったのですが今蒸し暑いです。


GWで、いろいろと忙しくしていましたら、
それはそれで、どうなる事やらというくらいにとても疲れたのですけれど、ちょっと地震前の感覚が戻ってきたかな?という気もします。
しかし同時に、地震前にあった悩みがじわじわと復活。
先日はこのままなんとかなるかな?と思える感じもあったのですけれど、その時もまったく問題がなかったわけではちっともなく。そんな事を思い合わせると、
毎回毎回「今日は大丈夫だろうか?」と思いながら出掛けて、進展のない不愉快な事に自分を慣らすようにして帰ってくるというのは、あまりよい事でないな。と思った次第です。
ああ、相変わらずぐだぐだ・・・
でも悩んでいる事が、長引けば長引く程精神汚染が進んで行くような気がする。・・じゃななくて、進んでますね。確実に。
私世の中に対して何か悪い事したかな~?


そんな感じで先日、もう本当にかなり挫けそうな気分で、ぐずぐずとネットを徘徊していましたら、今の私の状況を理解するのに役立つお話に出会いました。
辻占か。
そのお話の中にも納得できない部分は多々ありはしたのですが、
「あっそういう事だったのか?」とひとつストンと胸に落ちる物があり、そこからいろんな事が繋がって行ったような気がしました。
なんで私がこんな悪意を浴びせられ、なんでその事に拘ってしまうのかという事などが、
ああなるほどね~と・・・読んでたスレッドは日本昔話なんですけどね!
やっぱ先人から受け継がれて来たものには、残ってきただけの物があるわ!
おもしろい。
今「悪意」と書きましたけれど、
相談に乗っていただいてた方達には、いよいよ呆れられそうですが、実のところ相変わらず、やはりそこに「悪意」があるとはなかなか思えずにいたんですよ。
でもね、なんかそれもわかりました。
やっぱりあれは「悪意」だったんだなぁと。
ここできちんとは説明できませんが、そのお話で、その部分はすごく納得いってしまった。
というわけで、わかってくればこちらの心構えとか対処法とか、もう少しなんとかなるかな?と思えてきました。
と言いながらダイアン・フォーチュンとかいきなり読んだ~!!
ってまぁ例によって、10年以上にわたる積ン読の中から引っ張り出してきたのですが。
でもマジ今これは、もうこれだわ!って感じで、あまりにストンと落ちたので、ちょっと興奮気味。
はは、日本史の勉強してたはずなのに、またオカルトに戻っちゃったよ。
いったん仕切り直します。


★★★今日読んでいる本★★★
それでも今読んでるのはこれ
『足利直冬』瀬野精一郎/吉川弘文館人物叢書

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2010.03.25

花を咲かそう

みなさんこんにちは。
今日もまた雨です。最近雨降り多いですよね?
しかも寒いです。
今週末、久々に着物を着て出かけようと考えているので、週末は暖かくなるといいな~。
少し移動時間が長い&その後飲み会参加予定
なので、なるべく身軽なかっこうで行きたい。
桜も咲き始めているので、桜の帯を締めたいのですが、着物の方が決まらない。
着物のおしゃれのひとつに「季節の先取り」があるのですが、毎年桜が間に合わない。
気が付けば桜を取り入れられる時期を過ぎてしまって・・・もう何年も桜の帯を締められず・・・・だったので、今のこの、少し咲いてきた。というタイミングはすごくいいんですね。
なので今年はちょっとがんばるよ。


さて、今日は「通信簿」の日です。
2週間くらい前に、担任の先生に「今学期はどうしちゃったんですか?」と言われたくらい、娘のテストの点数はひどかったようなので、今学期の評価には期待もなく、
「どうしちゃった」理由もまぁ、なんとなくわかってるっちゃーわかっているので、それはあまり気にしてなかったのですけれど(でもこのままでいいわけでもないな・・)、先週持って帰ってきた「1年間の思い出」みたいな文集を見て、ちょいと動揺しちゃいました。
ちょっと我が目を疑うというか・・・・。
言葉では説明しにくいのですが、まぁ他の子達の作品に比べて、
明らかに浮いてる(悪い方に)
のは確かですね。これは確かに「どうしちゃったんですか?」って感じだ。
でも、そういうのの方がいい思い出になったりするんだよね。
と、職場の先輩に慰められました。
とほほ。


そんな娘と、娘のお友達と3人で、この前の日曜日には「日本科学未来館」へ行って来ました。
天気がよくて暖かかったので、お昼は未来館前の芝生でお弁当食べました。
連休だったせいなのか?今回もまた前回以上の盛況でしたよ。未来館。
それともここ数ヶ月で、科学への興味が世間で盛り上がっていたりするのでしょうか?
私たちは、今やっている企画展「お化け屋敷で科学する!2 ~恐怖の実験~」が目的でした。
まぁ・・解説部分は知ってるような事ばかりでしたが、子供にアピールできていればいいんですよね。ってお友達は「世界一美しい死体 ロザリア・ロンバルド」をガン見してましたけど。
この企画展の順路の最初が「お化け屋敷」で、私はお化け屋敷はかなり苦手なんですけれど、どうせ子供向けだから。と思い入りました。もちろん子供達も一緒に。
結局子供達は途中で逃げましたが、私は最後まできちんと見ましたよ。でなきゃぁなんか意味がないような気がして・・・。
お金かけた学園祭って感じですけれど、それなりに怖かったです(装置の操作はさすがよく考えてるな~と思いました)。
で、出た後に、解説とかおどかし装置のネタばらしとかあるし、私にも「何があった?」と娘はしつこく聞いてきて、
「もう怖くない!もう1回行く!」と言って再度入ったのですが、やっぱり途中で逃げてきましたよ。
わかってても怖いものは怖いんだよね。雰囲気とかね。
娘は開催中にもう1度チャレンジする!と言っているけれど、ダメだろうな。たぶん。


以下、個人的な備忘録
1月29日の日記のコメントでかのんさんが教えてくれた、竹沢タカ子のブログをザッと読んで、
竹沢タカ子って、情報化社会に対して思う所があったのかな?
代表作の『ボイルスタウンの狼男』は、リアルタイムで途中まで読んでいたのですけれど、そういう話だとは全然気付きませんでした。
で、そう思って考えると、『かっぱ』という作品も深読みすればそんな話だったかも・・・。
そんなにいろんな作品を読んだことがないのですが、
『潮風の~』のシリーズや『プリズナー』が印象に残ってて、マイノリティーというか、疎外されるギリギリの所にいる人達の話を書く作家さん。というイメージがあった。『かっぱ』もそうだと思っていました(いや、まぁそうなのかも・・)。


★★★今日読んでいる本★★★
「土星マンション 5」岩岡ヒサエ/IKKI COMIX
私が買い始めたのですけれど、途中あまりのだるさに買うの止めたら、夫が続きを買ってくる。
でも5巻でちょっといい感じに話が動き始めました。
このままがんばれ。
「ヨコハマ買い出し紀行」がこのパターンで、結局途中から最後まで夫が買い続けてくれたけれど、だるいまま終わった。

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2009.12.14

もういくつ寝ると・・

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
「週間マンガ日本史」のブログパーツ「足利尊氏」を見た娘が
「こうやって見ると尊氏も、イケメンだけど、ワルそうな顔だねェ!」
子供の目にも明らかな悪人面尊氏!!そしてイケメン!


12月はイベントが多いので・・・と書こうと思ったのですが、9月も10月も多かったので止めた(って、書いてるけど)。
で、先週土曜日、かなり久しぶりに百物語の集まりへ行きました。
今回はお友達に誘われて、初めて伺う会に参加させて頂きました。
主催者様、参加者の皆様ありがとうございました。
今回昼過ぎから夜までの開催で、明るい時間から始まったのですが、こういう時間からして頂けるのも余裕があってよいですね。
残念だったのは、100話にかなり足りなかったことなのかな?まぁこれは、カウントの仕方もありますし、
私個人的には思う事もありましたが、それぞれの考え方とか楽しみ方があるかと思いますので、貴重なお話も聞けてよかった。ということでいいのではないでしょうか?


日曜日は、小学校のお餅つきがあったので、お手伝いに行きました。
こちらも、反省点等ありますが、なかなかの盛況でよかったです。
また最近はなるべく着物を着るように、と思っていますので、この日は着慣れた緑の格子模様のウールに朱色の半幅をやの字にして、
もちろん割烹着で参加です。
一応ね。餅つきのかっこうってことで、ウケました。よかったです。


ところで、娘の正月用の着物を、(今年も)まったく作り始めておりません。
娘には、「私だって、大きくなっちゃうんだよ」と言われてしまった・・・・。う~む・・・いくらなんでもそろそろ腹を括って始めるか・・・・。娘も言葉どおり大きくなりつつあるんで、もう大人サイズで裁断して、内上げを思い切り取っちゃおうかな~。その方が採寸とか楽そう・・・。やり直し効くし。
でも、着物どころか、クリスマスのプレゼントも年賀状も準備できてないんですよね~。
クリスマスプレゼント、娘のはもちろん、クリスマス会用のも準備しなきゃいけないんだよね~。
ああっ時間だけがどんどん過ぎていく・・・。
クリスマス、全国的に廃止にならないかな~。


★★★今日読んでいる本★★★
「足利尊氏と直義―京の夢、鎌倉の夢」峰岸純夫/吉川弘文館

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2009.01.07

それはきのせい

みんさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
そろそろ私の周りにもインフルエンザの影が・・・・・。
そして毎日「今日はマスクして出勤しよう」と思いながら、毎日忘れる・・・・。


昨日は、夫は夜勤で娘もスノーキャンプへ行っているので、一人でのんびり好きな事やって過ごせる!
とすごく楽しみにしていたのですが、やりたい事って意外とできないですね。つか、やっぱ時間足りなすぎです。
それはまぁ仕方ないですけれど。
家に帰ったらお隣さんから電話があり、
「お出かけだったんですか?」と言われたので、
ユーガな専業主婦とは違うんだよ!と、ちょっとムッとしながら「もう仕事が始まっていますから」と答えましたら、
「これから伺ってもいいですか?」と言うので、
何事!!?なんか隣に迷惑掛けた!?とドキドキしつつしばし待ちましたら、なんとだんなさんと二人で来ている!
ますます、何しちゃったんだろーーーー!!!
と焦りまくってドアを開けたら、
新年の挨拶でした。
んで、ちょっと落ち着いて考えたら、うちは2日にお隣さんへ挨拶に行ったのですけれど、午後は実家へ行ってそのまま夜はカラオケへ。
3日は娘のキャンプの買い物。4日は映画と温泉センター。5日は夫と飲み歩き。
で、ほとんど家にいなかったんだよ!
「お出かけ」ってのはそーゆー意味かーーーー!!旅行にでも行ってると思われていたんだーーーー!
めちゃくちゃ恥ずかしかったです。


「徒然草」を読んでいましたら、
91段「赤舌日といふ事」という話で、これは六曜の赤口のことなのですけれど、「昔はそんな事を気にする人はいなかったのに、最近はそんなバカバカしい事を言う人がいて」みたいな事が書いてありました。
そうか、六曜ってこの頃流行ってたんだ。
何かの本で、江戸時代にいろんな占いに対する禁令が何度か出たのだけれど、六曜はマイナーだったので禁令が出なくて競争者がいない時に広まった。みたいな話を読んだ事があるのですが、そういう流行り廃りはあったのですね。
「徒然草」の話を読んで、やっぱ鎌倉時代などでも怪しい話に「そんなの迷信だよ」って人はけっこういたんだろうな~と思って、思い出したのですけれど、
江戸時代天保の頃の人、鈴木桃野が書いた「反古のうらがき」という随筆があって、今で言うところの「実話怪談」なのですが、その中のひとつ。
再婚同士で結婚した夫婦の奥さんが、「離縁してほしい」と言い出して、
わけを尋ねると、亡くなった前夫が座敷にいると言って怖がるので、結局別れた。
その女性は、別の人とまた再婚をしたのだけれど結局自殺してしまった。
という話があり
桃野のコメントが「心を病んでたんだね」


あっさり。
「反古のうらがき」にはもちろんフツーに恐い話も書かれているのですが、鈴木桃野は闇雲にそういった話を信じる人ではなかったらしく、怪音の正体を見極めようとしたり化け物屋敷の噂を聞いて調べに行ったり、火の玉を見たと聞けば「それは西洋のエレキテルと同じ原理ではないか?」と考えてみたり。「十のうち八、九は嘘である」というところは井上円了先生に通じるものがあります。
だからと言ってまったく怪異を信じていないわけではなく、やたらと怖がりはしないけれど「怪を罵る者はかならずその祟りに遭う」と言ったりするスタンスの取り方にも好感が持てます。
この人の父親は書物奉行という、今で言えば国会図書館職員のような仕事をしていたそうで、その上ものすごい読書家で、幕府の書庫にあった本をすべて書き写してしまい左遷されたという逸話を持っています。
役人としてはうだつの上がらないオヤジだったようですが、現在残っている古典籍にはこの時写された物もあるそうですので、私達からすればいい仕事してくれた。って感じですよね。
またこの父親は民間伝承などが好きで、幼い桃野は父親に与えられた怪談本を繰り返し読んでいたようです。が、そればかり読んでいて、どうすれば他の本を読むようになるのか、両親を悩ませもしたそうです。
「反古のうらがき」には、私好みの
怖いんだか怖くないんだかわからないけど、気になる話
がけっこうあっておもしろいので、そういうのが好きな方は、機会があったらぜひ読んでみて下さい。


★★★今日読んでいる本★★★
「異形にされた人たち」塩見鮮一郎/河出文庫
本屋で、高校生くらいの女子が「理科年表」みたいな題のエッセイっぽいちくま文庫を持って歩いていて、
「あっおもしろそう」と思いちくま文庫の棚へ行ったのですけれど、それは見つけられず、これが目についたので買ってしまいました。
ちくま文庫の隣が河出文庫の棚だったんだよ。

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2008.09.18

秋の怪談

みなさんこんにちは。
今日はなんとなく雨です。
娘のお弁当に箸を入れるのを忘れました。なんか平気で手づかみで食べていそうで恐いです。


「太平百物語」という本に出てくるお話。
京都の仏具屋が丁稚を遣いに出したところ、帰り道で肩に何かが乗ったような気がして、帰ってきた裏口で突然笑い出した。
主人がどうしたのか尋ねると、丁稚は
「自分は因幡薬師に住む狐だが、昨日寝ているところを驚かす者があって、恨みに思っていたらこの丁稚が通りかかったので、こいつかと思い取り憑いた。ところがこれが間違いだと気付いたので、それがおかしくて笑っているのだ」
と言った。


江戸時代、元禄文化華やかなりし頃の日本橋辺りでのお話。
気持ちのよい天気で、大勢の人たちが大路を行き交っていた。
そんな中に、ちょいと粋な女がしゃなりしゃなりと歩いてきた。するとその女、
芝居絵が掛かっている小屋の前まで来ると、首がするすると伸びた。
周りの人は呆れて、騒ぐ者もいたが、女は気がつかない様子で、おもしろそうに絵を眺めており、
しばらくするとまたその首がするすると元に戻り、何事もなかったかのように、そのまま行ってしまった。
このお話は、子供の頃母に聞いたのですけれど、その後本でも読んだ記憶があります。


これも母から聞いた話。
ある屋敷に化け物が出るという噂があり、夜にもなるとその近くにさえ誰も近寄ろうとしなかった。
ある浪人が、住む所もなく、そんな家があるのなら、自分がそこで暮らしてみようとやってきた。
昼はなんということもなく過ごし、日が暮れ、
廊下に何やら気配がすると思う間に、すらりとした女が入ってきた。
女は趣味のよい着物をすっきりと着こなし、髪もきれいに結い上げていたが、どうしたことかその顔には目も鼻も口もない。
さてはこれが噂の化け物か。と見ていると、
女は部屋の掃除を始め、それが済むと男の食事なども作り、甲斐甲斐しくしていたが、一通りの事をすると布団を出して横になって眠ってしまった。
夜明け近くになると、女は起き上がり、鏡の前で髪などをきれいに整えて、そのままふいと出て行った。
次の夜もその次の夜も、女はやってきて、部屋の掃除をし食事を作り、横になって髪を直して帰って行く。
そうして何日かが過ぎ、男はこの女に感謝する気持ちを持つようになった。
いつものように仕事を終えた女が布団に横になる。その顔を見ていると、目も鼻も口もなく、起きているのか寝ているのかもわからない。男は自分に絵心がある事を思い出し、持ち歩いている矢立を取り出した。
夜明け近くになり、いつものように起き上がり、鏡の前に座り、それをのぞき込んだ女は、
「きゃーーーーっ!化け物ーーーーー!!」
叫ぶなりその姿は消え、それきり二度と現れなかった。


さて、話は変わります。
ぬらりひょんという妖怪がいます。
鳥山石燕の「画図百鬼夜行」にはその姿が描かれていますが、説明が付いていません。
千葉幹夫氏の「全国妖怪辞典」には、備讃瀬戸の海坊主としてぬらりひょんを紹介していますが、石燕の「ぬらりひょん」(「画図百鬼夜行」には「ぬうりひょん」と表記)とは関係なさそうです。
おそらく、みなさんがご存知のぬらりひょんは、最近の映画でもお馴染みの「妖怪の総大将」と言われている、石燕が描いた妖怪ではないでしょうか?
ではなぜ石燕は自分の絵にそう説明しなかったのでしょう?
実は、ぬらりひょんが「妖怪の総大将」だと言う話は、大正から昭和にかけて活躍した、藤沢衛彦という学者が最初に紹介したと言われています。
そして、それを水木しげるが採用し、水木しげるの作品がヒットすることによって、この話が一般的になったようです。
藤沢衛彦は、民族学においてかなりの数の著作を持ち、その世界ではそこそこ有名な学者なのですが、恐ろしいことに、その研究のほとんどを
思いつき
で書いているらしいのです。
ちなみに私は、この人の「図説日本民俗学全集」全8巻を持っているのですが、この全集は現在、研究書として
ほとんど役に立たない。
と言われています。
            かっこいいな~。藤沢先生。
            つか、ガッデム。ですね。


妖怪の大将っつったら、山ン本五郎左衛門だよね~。


★★★今日読んでいる本★★★
「足利ノ尊氏」中村直勝/東京堂出版「論集足利尊氏」より

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2008.07.26

こんな怪談

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
なんか日本がとんでもない暑さになっていますね。
ゆうべなんか、やっと夕立が来るかと思って、娘と二人ワクワクしながら待っていたのですが、結局何も起こりませんでした。
こんなにがっかりしたのも、かなり久しぶりです。


涼しくなるような話を。というリクエストを頂いたので、ちょっと書いてみようと思います。
しかし、私と会った事のある人はすでに聞いている可能性が高いどころか、すでにブログに書いているかも。
まぁでも、過去の物を検索するのもメンドーなので、書いておきます。


それにしても最近、怪談収集もまったくしなくなってしまって、
一番最近の話が去年のYさんの亡くなられたお父様の話ってくらいなのですが、
これがとても私的にツボにはまるお話で、
なんつーの?今市子の「百鬼夜行抄」に、家の中に亡くなったおじいさんの気配が残っているというエピソードがあるのですけれど、正にあんな感じで・・・このマンガをご存知ない方には申し訳ないのですが、単に幽霊が出てきてどーとゆー以上の趣のある話なのですよ。
そーゆー「気」の強い人の気配とゆーのは、死んだ後もいくらかの期間残り続ける物なのかな~と、
またそのYさんのお父様という方が、本当にものすごい意志の力を感じさせるというか、生前のご様子を伺っても、なるほどな~と納得させられる物のある方でしたので。
とかなんとか言いつつ、このお話も、ここで詳しく書いてしまうのは、ちょっと差し障りがあるので書けないのですが・・・・って、なんだよなぁ。すみません。


では、差し障りのないお話を始めます。
と言っても、私の心霊体験のような物・・・と言えば、「ネットでは書けない話」と金縛りくらいな物ですので、
娘の話を書かせて頂きます。
一応お断りしておきますが、私は、
「子供には大人には見えない物が見えているのね~」などとは考えていません。
子供に大人には見えない物が見えているというのなら、それは、単に、子供の中にその物に対する知識がないために、不思議に映っているに過ぎないと考えています。
そう考えている上で、それでも
ちょっと怖いよお前!と思った出来事を書きます。


娘が、3歳か・・・・4裁か5歳の時ですが、富士宮にある別荘へ遊びに行きました。
まぁここは、ちょっとばかりそういう勘のある方がいらっしゃると、庭に何かいるとかなんとか言われてしまう所なのですが、別に私たち家族は、どーということもなく使っております。
んで、この時、私たち家族と私の母で、ここに泊まりました。
私たちは2階の部屋。母は1階に寝ていました。
電気を消して、少しして、娘が私に話しかけてきました。
「ねぇ。おばーちゃんはどこにいるの?」
「えっ?下の部屋で寝てるよ」
「ふ~ん」
まだ、私も娘も眠りに付くには早い時間です。
「じゃぁさぁ、そこにいる女の人はだれ?」
と何もない床を見ながら言うのです。
って、誰だよ!!
「ちょっと~。怖い事言わないでよ!」とつい、焦った声を出してしまったのですが、
娘は「○○ちゃんも、ちょっと怖くなっちゃったよ」と、困ったような顔で笑っておりました。


まぁ子供は、少ない語彙で、なんとなくドキッとするような事を言うものなのです。
例えば、以前住んでいたマンションで、風の強い夜で、
一緒に窓の外を見ながら、
「今日は風がうるさいね~」と話しかけると
「違うよ。あれは赤ちゃんがブランコをこいでるんだよ」
とか。
そのマンションも、私は今の所へ引っ越すまで知らなかったのですが、友人が以前、武者だかなんかの幽霊を見たとゆー路地の近くに建っている所なのでした。まぁそこも墓地の路地だしね。つか、あの辺寺だらけだったよね。


もうひとつ、娘がもう少し小さい時・・3歳になる少し前です。
私はやはり、幽霊とかゆーものを「絶対にいる!」とは思っていないのですが、それでも、ちょっと
「やっぱり何か、そんなような物はあるのか知らん?」と思うようになった経験でした。
夏なのですが、バーゲンで、タイだかベトナムだかの古民具の魚籃を使って作られたランプシェードを、夫が大変気に入って買ってきました。これがけっこう大きな物で、大人の背丈くらいあるのですが、
私たちはキッチンの角に置いて使うことにしました。
ところがですね、娘がこれを見てかなり激しく泣くのです。
「どうしたの?」と聞くと
「おばけがいる!」
あまりにひどく泣くので別の部屋に連れて行けば、ケロリとしています。
私は、見慣れない物があって子供は落ち着かないのだろう。と思い、特別気にもしませんでした。それくらいで不安になるくらい、娘もまだ小さかったのです。
2~3日もそんな感じで、娘は泣きました。
ところがある日、外から帰ってきて、玄関を抜けて、台所に通じる短い廊下を歩いていると、そこで娘が泣き出したのです。「お化けがいる!」
でも私はまだどーとも思っていませんでした。
次の日、今度は玄関を上がって廊下に入る所で娘が泣き出しました。
「お化けがいる!お化けがいる!」そこからランプシェードは見えません。そして、あんなに怖がっていたキッチンに入ると、ケロッとしているのです。
段々・・・玄関へ近づいている?とふと思って、ちょっとイヤな気がしましたが、まぁそれだけです。
そんな感じの日が2日ほど続いたでしょうか。
娘と一緒に外から帰ってきました。
と、ドアを開けた途端、娘が
「ギャーーーーーッ」と泣き出したのです。
これにはさすがにびびりました。
娘は開いたドアの中を見つめながら、「入りたくないーーーっ!」と泣き叫んでいるのです。
もちろん私にはいつもの玄関しか見えません。
娘の腕を引っ張って、無理矢理中に入ろうとしても、娘は足を踏ん張って「いやー!いやー!」と泣いています。
仕方なく抱き上げて、目をつぶって玄関に走り込みました。さすがに私も怖かったのです。


ドキドキしてキッチンに走り込んだ時には、娘はもう泣いていませんでした。


次の日、いつものように娘と一緒に帰宅して、玄関のドアを開けましたが、もう娘は怖がりません。
夕飯を作りながら、試しに、
「お化けはどこにいるの?」と聞いてみると、しばらくキョトンとして、考えるような顔をしてから
「お外にいるよ。おうちに帰っちゃったよ」と答えたのでした。


そのランプシェードは、今でも私たちの寝室にあるのです。


★★★今日読んでいる本★★★
なし

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