2009.12.11

その時(たぶん)歴史が動いた

みなさんこんにちは。
今日は雨降りです。


先日の日記でちょっと話題になった『源氏物語』を、お正月休みに読もうと思っています。はなから原文など読む気はないので、現代語訳ですが、誰が訳した物がよいかちょっと悩んでいます。
一応谷崎か与謝野と考えているのですが、どちらがよいだろう?
書評を読むと、谷崎の方が時代の空気をより伝えているようなのですけれど、初心者にはちょっと難しいのかな~?


南北朝を扱った時代小説を読む計画。
安部龍太郎の次は海音寺潮五郎の『悪人列伝』かな~と思っていたのですけれど、
北方謙三がけっこう評判がよいし、何冊か書いているので、こちらを読んでみようかな?
『破軍の星』はハードカバーが出た時に読んだのですけれど、その後もこんなに色々書いているとは知りませんでした。
<以下、記憶違いの可能性が出てきましたので削除いたしました。ファンの皆様並びに、関係者の方々すみませんでした。>


山川出版から『もういちど読む山川日本史』という本が出ています。
私は書店で平積みになっていて気がついたのですけれど、
「高校の日本史教科書を、一般読者のために書き改めた通史。」「社会人のための教科書。」
だそうです。
ここでも書いたかもしれませんし、けっこういろんな所で話してるのですが、私が足利直義に興味を持ったのは、高校生の時に使っていた山川の『詳説日本史(新版)』という教科書にあった「観応の擾乱」を説明したコラム(?)からだったのですね。
それを読んで、「足利兄弟、いいじゃん!」と思って。で、佐藤進一先生の『南北朝の動乱』を手に取ったのでした。
なので、『山川日本史』どうなの?と思ってパラパラと見てみたのですが、「観応の擾乱」、直義と師直の対立があったってゆー説明だけ。
これじゃー誰も、これ読んで「足利直義いい!」って思わないじゃん!!私が読んだ教科書はこんなんじゃなかったよっ!


しかし考えてみれば、私が使ったあの時のあの教科書、よく「観応の擾乱」を抜き出して別枠で説明加えましたよね。しかも仲の良かった兄弟が争うようになる悲劇として、よく紹介したと思います。「観応の擾乱」なんて学校のお勉強的には全然重要度高くありませんよね。つか仲がよかったとかどーでもいいし。
どなたがこの部分を担当していたのか知りませんが、
書いた方も絶対、「この兄弟いい!」と思っていたに違いありません。
教科書の他の記述がどうだったかなんて、もちろんもうすっかり忘れ去ってて、いくつかあった他のコラムにも特別ときめいた記憶はありません。
いや、今読んでみれば「観応の擾乱」だって、そっけない書き方ではあるのですけれど、でも、あの時の私はソッコーで歴史の本を買いに行くほど感動したんですよね。
それまで好きだった新撰組と沖田総司は、とりあえず心の片隅へ追いやられました。
そして今に至る・・・・・。


それにしても、出会いの印象ってほんと大切ですね。
私も、初めての人と会う時は、コスプレだけはして行かないようにしたいと思います。


★★★今日読んでいる本★★★
「足利尊氏と直義―京の夢、鎌倉の夢」峰岸純夫/吉川弘文館

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2009.12.03

十人十色

みなさんこんにちは。
今日は雨降りです。
職場の上の人達が軒並みゴルフへ行っていましたので、私は暖かい部屋の中で大変退屈しておりました。
隣の席の後輩は、暇に耐えかねて本の整理をし始めました。私はミカン配ってました。
某SNSでは、私の強要によりBL話に無理矢理付き合わされる被害が出ております。
今更ですが、私は別にBLを期待しているわけではありませんからね!
ほんとに私はショックだったんです!!
ああっ!書けば書くほどドツボにはまって行くような・・・・。ですが、なにとぞよろしくご理解の程を。


って、いつまで続くのか内輪話。


イラストを描いていて・・キャラの描き分けってやつ?をもう少しどうにかいたしたいと思っているのですが、したいと思ってどうにかなる物でもありませんね。
そんな話を家でしていましたら、夫が
「松○○士だってできてないじゃん」と。まぁそんな所に自分のレベルを持って行く気はないので、なんの慰めにもならないのですが、ある方のいにしえの作品集を読んでいましたら、
読者からの質問。みたいなので、
「○○と××の見分けが付きません。どうしたらいいでしょうか?」ってのがあって、回答が
「出ている作品が違うので平気です」
ある意味、大手塚的スターシステムですね。
これを前述の「松○○士」に当て嵌めてみる。
「着ている服が違うので平気です」「顔の傷の位置が違うので平気です」「髪の長さが(以下略)」「髪に貼ったトーンが(以下略)」・・・
かっ・・・こいい。・・・・・ような気がする・・・・。
新○○おると佐○○よのなんて、どっちの作品かさえ見分けが付かないけどね。


それでですね、先日娘とインフルエンザの予防接種を受けに行きました。
「時間がかかるようなら、いったん出直してきます」と言ったら、「もう少しですので、お待ち下さい」と言われて結局1時間以上待たされちゃったのですが、その間に、ただでさえ注射にびびってる娘がグダグダになりまくって、
もうまったく興味のない旅行雑誌とかを本棚から取ってきて、「ほ~らインドだって~。行きたいね~」とか、ほんとわけのわからないご機嫌取りなんかやらされちゃったりしたのですが。
その本棚に、過去に某国民的連続TVドラマであったところの「天地人」という作品のドラマ・ストーリーという物がありまして、早い話が番組紹介のムックですね。
直前にこのドラマの大変おもしろい話を聞いていましたので、この機会にせっかくですから、せめてどういう人が出てたのかくらい見ておきましょうと思って、ぱらぱらとページを繰りました。
娘が「この人は男なの?女なの?」って、それ一応主人公みたいだよ。とか、そーゆーのは軽く流していいですが、これっ私はすごくいいと思いました。ここで出会えた僥倖に感謝しました。
いや、まじめな話、キャラクター描き分けの練習用に。
以前ファッション誌で練習しようと思ったのですけれど、あれってそういう意味ではダメですね。
それに比べてこの本には、老若男女いろんなタイプの人達が揃っていて。私は感動してしまいましたよ。さすが日本放送協会はいい仕事してくれると、思いました。
まぁ、この11ヶ月間、私の通算視聴時間10分弱あるかないかって番組の本に今更、1冊1050円で、しかも前後編+完結編ってどーゆーわけよ。な出費をする気がまったくない。というのが問題と言えば問題ですが。
実はこれのためにスタッフも予算も取られていたのでは?という噂が、まことしやかに囁かれているもうひとつの大河ドラマが既に始まっていますので、おそらくこれについても抜かりなく、同様の書籍が出版されることでありましょうから、そちらに期待してみたいと思います。


★★★今日読んでいる本★★★
読んだ本はありません。

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2009.11.06

歴史小説を偏見を持って読んでみる

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。


最近お世話になっている先生のブログに付いたコメントに、
「南北朝時代を題材にとる作家は、作家として終わりにさしかかっているか、死期が近い」というお話があって、
えっなにそれ?どんな都市伝説?と思いながら、私は
「そう言えば昔、司馬遼太郎氏が雑誌の対談で、「南北朝にはまったく魅力を感じない」という話をしてて、」というコメントを付けたのですが、
ネットを徘徊していましたら、偶然上記の「死期が近い」という話も、司馬遼太郎がしているという話を見つけてしまいました。
文春文庫「手堀り日本史」に書かれたエッセイの中でのお話で、他にも角川文庫の「司馬遼太郎の日本史探訪」に同じような話を書かれているそうです。
「物語を物語る」というブログで大変詳しく紹介されていますので、取りあえず気になる方はこちらをご覧になるとよいかと思います。
私が読んだ対談では、「興味ないから」。でさくっとこの話題は終了って感じに、
「えっ?それだけ?」とがっかりしただけだったのですが、エッセイの方はかなり辛辣で、
それを何度も書いているということは、よほどこの時代が嫌いなのか?何か恨みでもあるのか?と思うほど。ってゆーか、「書きあげると(中略)亡くなってしまわれる」って言っちゃうだけでもすごいよね。


さて、最近私はつくづく言葉を知らないな~と思うことが多々あって、
考えてみると、ここ数年まともに小説という物を読んでおりませんので、ちょっとその辺の文学的な言い回しなどに改めて触れてみたいと思い、ついでに文学の世界で私の愛する足利直義さまは、どういう書かれ方をされているのかも知りたくて、南北朝時代を扱った時代小説を読み始めました。
いや、実は私、時間だけは長いことこの時代に興味を持ち続けながら、この辺の小説ってほとんど読んでないんですよね。「直義っつったらコレ」みたいに言われる「風の群像」もやっと読んだくらいで・・。


で、手始めは山田風太郎「婆娑羅」講談社文庫。
山田風太郎が南北朝書いてたんだ~。とちょっと驚きながら選んだのですけれど、読み始めてみたら、
覚えのあるエピソードがぽろぽろと・・・・。
もしかして・・・読んだことある?
しかしなぜか直義が出てくるシーンの既視感がまったくなかった・・・。ということは、本屋で見かけてぱらぱら眺めて「主人公佐々木道誉だし」とそのまま本棚へ戻したのかも。
それにしても、少しくらい記憶に残っててもよさそうなものなのに・・。とほほ。
感想です。
この時代に興味のある人なら、それなりに楽しく読めると思う。ので、割とお勧め。
佐々木道誉があんまりあれもこれも暗躍し過ぎてて(まぁ主人公だしね)、なんか影で歴史を操ってるっぽくて、フツーなら嫌みになりそうな気がするのですが、そうなっていないのは、登場人物たちの造形がそれぞれしっかりしてて、きちんと生かされてるからか?
ただ、参考資料「太平記だけっ!」とか言い出さないだろうな?と(作者死んでるけど)心配になるほど、「太平記」に頼って話が出来上がっている気がしました。それと、私も山田風太郎作品をそれほど読んだことはないのですが、この人の作品へのイメージが、あれがこれしてスペクタクルでドロドロなイリュージョン!!って感じだったので、意外と上品におとなしく仕上がっていて肩すかし。200ページくらいに後醍醐帝の隠岐遠流から道誉の死までを書いているので、とんとんと進みすぎて、何かあっけなかったです。
足利直義は、道誉の思惑に気付いてはいるのだけれど、どうしても翻弄されちゃうって役どころ。けっこうかっこいいです。


次は、短編集で、安部龍太郎「室町花伝」文芸春秋。文春文庫で「バサラ将軍」と改題されて出ていますが、どちらも絶版。文庫版の方に『師直の恋』という短編が加えられているので、買うならこちらの方がお得かも。私はハードカバーを買った後文庫版の存在を知ったので、ちょっと残念。
この作家をこれまで知らなかったのですが、南北朝時代のお話をいくつか書かれているそうですね。他の作品も読んでみたいです。『師直の恋』も読みたい。
文章がきれい。で、登場人物がみんな、あ~いるいるこういう人って感じなので、感情移入がしやすいです。『狼藉なり』の高師直とか、なんかいい奴で、『バサラ将軍』の足利義満にも「そういう事ってあるよね」って感じ。なので、そこがつまらないと思う人もいるかも・・。
『兄の横顔』という足利直義が主人公の短編が入ってます。
ダメ兄貴に変わって策謀を巡らしていたつもりが、結局兄貴の術中にはまって大塔宮を殺しちゃったのか!?取り返しつかないじゃん。ぼう然。って話。
この作品の直義は尊氏のことが嫌いです。しょっぱなからいきなり「嫌い」って言ってて焦りました。(※読み直してみたら「好きになれない」でした)
子供の頃のエピソードが、すごくかわいいのですけれど、きちんと伏線になっていて、それが切なくてよかった。
しかし・・・『師直の恋』もそうですけれど、この高度経済成長期っぽい題がちょっと・・・・。向田邦子的ホームドラマが始まりそうで・・・。


とりあえず、2作品続けて読みましたが、順々に色々読んでいこうと思っています。


ところで、書店の歴史コーナーへ行きましたら、「乙女の日本史」というピンク色のカバーを付けた本が平積みになっておりましたので、いわゆる「歴女」って、あれな人たちをターゲットにした本か?と思ったのですが、ネットでの感想を読んだらそういうわけでもないらしい。
で、ぱらぱらと中を見ましたら、
南北朝ないじゃん!
てゆーか、目次見たらほぼ年代順に歴史上の人物が紹介されてるんですけど、静御前の次が日野富子ってどーゆーこと!!
乙女には鎌倉時代も南北朝時代も存在しないのか!?
女の子は平安朝と戦国と幕末で出来てるのか!!?
まぁ、南北朝が存在しない事は、この世界ではしょっちゅうあることなんだけどサァ。
そして、「義経」の項で高河ゆんの「源氏」が紹介されていて、「斬新な設定」と書かれているのを目にした私は、静かに本を閉じ、その場を立ち去ったのでありました。
あれ・・・SF。つかファンタジー。
歴史をベースにしたSFマンガでは、フランス革命後のヨーロッパ(ナポレオン戦争?)を描いた岸田恋の「ネオ・ダイナスツ」がかなり好きだったのですけれど(でも商業誌で連載してたのより、その前に同人誌でやってたのの方が、やっぱノリが楽しかった)、なんか掲載誌だか出版社だかがなくなったりして、グダグダになって、私も追っかけるのが大変になってチェック入れなくなってしまったのですけれど、結局同人誌で2冊くらい出た後描かれてないですよね?


なんか、ダラダラと書きました。
ちょうど時間となりましたのでこれにて失礼。


★★★今日読んでいる本★★★
朝の電車の中で「婆娑羅」の解説だけ読んだ。

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2009.07.26

一人でお留守番

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。


夫と娘が北海道へ行ってしまったので、一人で飲んだくれています。
しかし娘、3泊4日のサマーキャンプから帰ってから中1日家にいただけでまた旅行って、倒れないだろうな?
いや、北海道から帰ってから倒れるのは、それもありだけど・・・。
って、北海道行は半分予定外の事だったのですよ。
なんか抽選に当たっちゃって・・・。10組しか選ばれないってやつだったから、まさか当たると思ってなかったのです。
も少し言い訳をすれば、サマーキャンプも8月に入ってから行かせたかったのですが、同行者が7月に行きたいと・・・。
あ~しかも、家にいた中1日は、娘のお誕生日会(リアル誕生日には諸般の事情によりできませんでした)で、
ほんと娘全然休んでないじゃん。すまない。


そしてお誕生日会。
なんか色々と、世間に疎い母は教えられましたよ。
ってさぁ・・「何も持たずに来てね」っつたのに、なんで皆さんプレゼントとか用意してくるわけ?
いやさぁありがたいです。ほんとー心から。
しかし、わたしゃぁ以前娘のお友達の誕生日会でそー言われて、本気で何も用意しなかったよ。いや、一応カードと変な手作り小物は持たせましたけれど。
プレゼントと言えば、
何とか流(という時点でかなりいい加減ですが)の礼儀作法の本で、
「会費制のパーティに会費以外にお祝いのお金を持って行くのは失礼」と読んだことがありまして、ほんとそれはそうだなぁと思ったのですね。
ところが私の職場の所長が、「会費制のパーティに会費しか出さない奴って、マジ信じられない」という事を言っていまして、日頃尊敬している所長だけに、けっこうショックでありました。
会費以上の費用がかかっているのは当たり前だから。という事だったのですが、
私も一応過去にパーティみたいな事をしましたけれど、その費用ってゆーのはもうそれは必要経費なわけで、ご祝儀とかそんなのを当てにしてやってるわけじゃないですよ。つかそんなのを当てにするくらいならやらないよ。
もちろん頂ける物は大変ありがたいのですが、そんなこちらの懐具合を心配されたり、来て下さった方を悪く言うような事はして欲しくない。
と私は思うのですが、所長の言葉を聞いて、世の中にはそーじゃない方もいらっしゃるのだな~と、世間の厳しさを思ったのであります。


で、今回娘のお友達もプレゼントを用意してきて下さって、嬉しいですけれど、かなりびびりました。
難しいですね。お付き合いって。


さて、本日から夫と娘がいないので、
も~う、ロミロミへ行ったり~
某中古店でマンガを買い込んで飲んだくれたり~
してました。
「百年の孤独」もやっと読み終わりました。
「百年の孤独」ほんと、よかった。学生時代に読んだ時、あんなに退屈だったのはなぜだろう?ってくらいおもしろかったです。
これの前に読んでいた「精霊たちの家」がこれとよく比べられるような噂があるのですけれど、私はずいぶん違うような気がしました。マジックリアリズムってことでもマルケスの方が、より溶け合ってるという印象があって、これって作者の世代の差なのか?立場の違いなのか?
ってゆーか、やっぱマジックリアリズムってマルケスありきなの?
「精霊たちの家」は、私は後の方になるにつれてがぜんおもしろくなってきたのですけれど、最後の方になると、もうマジック部分はないに等しかったし。


んで、今日買ってきたマンガ
「月光条例 4巻」藤田和日郎 3巻まで一般書店で買ってて、ん~・・・作者は楽しそうだけれど、私はもういいかな~と・・・でもちょっと続きが気になったので買ってきました。まぁでもやっぱもういいかな~。
「中村工房 1巻」中村光 「聖☆おにいさん」と「荒川アンダー ザ ブリッジ」は新刊で買っているので、気にはなっていたのですけれど、読んでませんでした。読んでみたらとても下らなかったです。まぁ中村光ってそーゆー作家さんですよね。違ってたらごめんなさい。
「フラワーオブライフ 1巻と3巻」よしながふみ ちょろちょろは読んだことあったのですけれど。よしながふみ、今一番外れがないかも。すげー笑ってけっこう泣けました。BLはまだ見せられないけど、これは娘に読ませときたいです。あっでもさすがにまだ理解できなそう。
「河童少女」明智抄 もうめちゃくちゃ泣けました。しかし「花咲けるリリカル・ホラー」って、あんた・・・。それと、娘が今5歳?とゆー話に・・・本編と関係なくちょっとショーゲキを受けました。
しかし明智抄の突き放し方って相変わらず怖い。でもほんとー色々と、すごく感動しました。


あっあと、今日読んでいたのではないですけれど、
「パート怪人 悪キューレ 1巻」ヨコシマン ず~っと気になりつつも、なんとなく失敗しそうな気もして手を出せなかったのですが、思い切って買いました。まぁありがちっちゃーありがちな設定でしたけれど、絵もかわいいしおもしろかったです。2巻も明日買って来ようっと。で、全2巻。


★★★今日読んでいた本★★★
上記参照 

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2009.01.07

それはきのせい

みんさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
そろそろ私の周りにもインフルエンザの影が・・・・・。
そして毎日「今日はマスクして出勤しよう」と思いながら、毎日忘れる・・・・。


昨日は、夫は夜勤で娘もスノーキャンプへ行っているので、一人でのんびり好きな事やって過ごせる!
とすごく楽しみにしていたのですが、やりたい事って意外とできないですね。つか、やっぱ時間足りなすぎです。
それはまぁ仕方ないですけれど。
家に帰ったらお隣さんから電話があり、
「お出かけだったんですか?」と言われたので、
ユーガな専業主婦とは違うんだよ!と、ちょっとムッとしながら「もう仕事が始まっていますから」と答えましたら、
「これから伺ってもいいですか?」と言うので、
何事!!?なんか隣に迷惑掛けた!?とドキドキしつつしばし待ちましたら、なんとだんなさんと二人で来ている!
ますます、何しちゃったんだろーーーー!!!
と焦りまくってドアを開けたら、
新年の挨拶でした。
んで、ちょっと落ち着いて考えたら、うちは2日にお隣さんへ挨拶に行ったのですけれど、午後は実家へ行ってそのまま夜はカラオケへ。
3日は娘のキャンプの買い物。4日は映画と温泉センター。5日は夫と飲み歩き。
で、ほとんど家にいなかったんだよ!
「お出かけ」ってのはそーゆー意味かーーーー!!旅行にでも行ってると思われていたんだーーーー!
めちゃくちゃ恥ずかしかったです。


「徒然草」を読んでいましたら、
91段「赤舌日といふ事」という話で、これは六曜の赤口のことなのですけれど、「昔はそんな事を気にする人はいなかったのに、最近はそんなバカバカしい事を言う人がいて」みたいな事が書いてありました。
そうか、六曜ってこの頃流行ってたんだ。
何かの本で、江戸時代にいろんな占いに対する禁令が何度か出たのだけれど、六曜はマイナーだったので禁令が出なくて競争者がいない時に広まった。みたいな話を読んだ事があるのですが、そういう流行り廃りはあったのですね。
「徒然草」の話を読んで、やっぱ鎌倉時代などでも怪しい話に「そんなの迷信だよ」って人はけっこういたんだろうな~と思って、思い出したのですけれど、
江戸時代天保の頃の人、鈴木桃野が書いた「反古のうらがき」という随筆があって、今で言うところの「実話怪談」なのですが、その中のひとつ。
再婚同士で結婚した夫婦の奥さんが、「離縁してほしい」と言い出して、
わけを尋ねると、亡くなった前夫が座敷にいると言って怖がるので、結局別れた。
その女性は、別の人とまた再婚をしたのだけれど結局自殺してしまった。
という話があり
桃野のコメントが「心を病んでたんだね」


あっさり。
「反古のうらがき」にはもちろんフツーに恐い話も書かれているのですが、鈴木桃野は闇雲にそういった話を信じる人ではなかったらしく、怪音の正体を見極めようとしたり化け物屋敷の噂を聞いて調べに行ったり、火の玉を見たと聞けば「それは西洋のエレキテルと同じ原理ではないか?」と考えてみたり。「十のうち八、九は嘘である」というところは井上円了先生に通じるものがあります。
だからと言ってまったく怪異を信じていないわけではなく、やたらと怖がりはしないけれど「怪を罵る者はかならずその祟りに遭う」と言ったりするスタンスの取り方にも好感が持てます。
この人の父親は書物奉行という、今で言えば国会図書館職員のような仕事をしていたそうで、その上ものすごい読書家で、幕府の書庫にあった本をすべて書き写してしまい左遷されたという逸話を持っています。
役人としてはうだつの上がらないオヤジだったようですが、現在残っている古典籍にはこの時写された物もあるそうですので、私達からすればいい仕事してくれた。って感じですよね。
またこの父親は民間伝承などが好きで、幼い桃野は父親に与えられた怪談本を繰り返し読んでいたようです。が、そればかり読んでいて、どうすれば他の本を読むようになるのか、両親を悩ませもしたそうです。
「反古のうらがき」には、私好みの
怖いんだか怖くないんだかわからないけど、気になる話
がけっこうあっておもしろいので、そういうのが好きな方は、機会があったらぜひ読んでみて下さい。


★★★今日読んでいる本★★★
「異形にされた人たち」塩見鮮一郎/河出文庫
本屋で、高校生くらいの女子が「理科年表」みたいな題のエッセイっぽいちくま文庫を持って歩いていて、
「あっおもしろそう」と思いちくま文庫の棚へ行ったのですけれど、それは見つけられず、これが目についたので買ってしまいました。
ちくま文庫の隣が河出文庫の棚だったんだよ。

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2008.12.08

飲んだくれの日曜日

みなさんこんにちは。
今日はかなり冷え込んでいますね。


昨日は午後から小学校のお友達の家で、餃子パーティーでした。
そこんチのおとーさんが仕切って、4家族で餃子を大量に作って食べました。おいしかったです。
私はまためちゃくちゃ酔っぱらって、人んチだってーのに、ソファーでガーガー寝ちまいましたよ。
家にやっと帰り着いて、床に倒れて「もうダメだ!!」としつこく何度も叫んでいたような気がします。
つか、帰り道で、キャンディーズの「ハートのエースが出てこない」を中途半端に歌いまくっていたような気がします。
今日はまぁすっかり復活しておりますが、夜中にけっこう寝苦しくて・・・二日酔いになったらどーしよーと、ちょっと心配でしたよ。
しかし、娘の友達んチって、どーしてイベントを日曜日に行いたがる人が多いのでありましょう?土曜日にしてくれれば、心置きなく酔えるのにーーーーっ。
たぶん、子供の習い事の関係とかなんだろうな。土曜日に習い事やってる子、多いから。


見てみたい資料が区内のちょっと大きな図書館にあると知って、昨日の午前中はその図書館へ行ってきました。
「読みたい」じゃなくて、「見てみたい」ね。
私が学生時代にコピーで集めた資料や史料って、コピー取りっぱなしで出典を書いてない物が多いのですよ。なんで書かなかったのか、ほんと過去に戻って昔の自分を責めたいッスよ。
あっそれで・・・最近読んだ本で紹介されていた資料の中に、「もしかしてこれは、私が昔コピーした本かも・・」とゆーのがありまして、それを確かめたかったのです。って、出典を書いてない資料はもちろん1冊なんてかわいいもんじゃありませんけれど。でもまぁ少しでもわかればってことで・・。
結果は、全然違う本でしたけれど。図書館の倉庫から出してもらったその本もおもしろかったので、新しい物を知る事ができたとゆーことで、よしです。
他に、買うほどではないけれど見てみたいとゆー物を何冊かチェックさせてもらって、
ついでに、「SFマガジン」があったので、今年の5月号に掲載された
第3回日本SF評論賞受賞作品、宮野由梨香「阿修羅王は、なぜ少女か 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』の構造」
を、前から気になっていたので読んできました。
光瀬龍は、たぶんこれ一作しか読んだ事がないと思うのですが、この評論はおもしろかったです。
ファンというわけでもない私は、何度か版を変えて出版される中で、2回内容に変更があったということはもちろん知らなくて、じゃぁ私が読んだのはどのバージョンなのだろうと・・そんなことも思い出せないのですが、文庫本のカバーイラストから、おそらく宮野さんが「旧版」と呼んでいる、一番読まれたと言われている版であると思われます。宮野さんはこれが「一番好き」だと書かれていますが、一応の完成版と言われている「新版」もちょっと読んでみたくなりました。
これから読むかもしれない方のために、多くは書けませんが、この評論を読んでから本編を読むと、ずいぶん印象が変わるかと思います。


12月もそろそろ上旬が過ぎそうで、年末のあれこれをしなければならなくて気持ちが焦りますね~。
先日ここに書いた娘の正月用着物にも、いよいよ取りかからねばと思い、見積をしようとしたのですけれど、サイズを表に書き入れながら、あんまり反物がステキで、数年で着られなくなってしまう子供用にはもったいなくなってきてしまいました。
できるだけ大きくなってからも着られるように裁断しておきたくて、今すごく悩んでいます。
でも、反物のサイズ自体はどうしても子供用なので、今の年齢に合わせた物を作った方が幸せかな~・・・。
って、そんな事に悩んでいたら、更に日が過ぎてしまうよ~。


★★★今日読んでいる本★★★
「増補 花押を読む」佐藤進一/平凡社ライブラリー

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2008.10.07

アラフォー

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
気候はずいぶん涼しくなりましたが、なんとなく蒸し暑いような気もします。
最近ずっと体の具合が悪い話ばかりで申し訳ないです。
なんとなくよくなっている・・・・とは思うのですが、そう書いておいてまたすぐ悪くなる。というのを何度か繰り返したので、あまり言わないでおこう。
咳は相変わらず出ます。
叔母が春から夏にかけてやっぱりず~っと咳が止まらなくて、通院してても全然治らなくて、やっと最近収まったらしいです。治る時期が来たから治ったと言っています。そうかぁ・・。
私は、ここ2~3日特に喉がかゆくて。医者の言うようにやはりアレルギーなのか?でも、それ用の薬を貰って飲んでいるのに、止まらないんですよね~。
やっぱり時期が来なくちゃ止まらないのかな~。とほほ。
「要治療」の方も一応治療中で、今週末に検査をしてOKなら終わりです。
家の近所で、新しめの、ネットでそこそこ評判がよかった病院へ行っているのですが、医者がすっげーヤな感じで、まだ治療が続くようなら病院を変えようと思います。
もうひとつの気掛かりは、実際のところノイローゼみたいなモノで・・・。自分でも、心配する根拠があまりにないのはわかるのですが、ダメなんですよね~・・・。ほんと馬鹿らしいのですけれど・・。
まぁ・・少しずつ落ちて付いては来ています。つか、心配しない努力をしろ。って感じです。
は~・・しかし具合が悪いと、何をしていても・・・体を動かすのもおっくうだし、横になっていても落ち着かなくて、イヤですね。


吉村昭のエッセイを続けて読んでいます。
「またこれか」って感じの話もありますが、書くことへの心構えのようなことは、自分が歴史を勉強する上でも役に立ちそうです。
私は、夫がファンなので作品を読むようになったのですが、そうでなければ、おそらくこの作家を知る事はなかったのだろうな~と思うのです。私がTさんの知り合いでも。
いやもう、ファンの方からすれば、噴飯モノかもしれませんが。それくらい遠くにあったと言いますか・・。
映画の「うなぎ」くらいはさすがに知っているのですが、映画作品の作者ってあまり意識しないし。
ところで、さっき調べましたら、原作のドラマ化もけっこうされているのですね。なのにこの静かさは・・・。私が無知なのか?でも私が吉村昭と言って、すぐに「知ってる」と答えた人って、実はいない・・・・。
「うなぎ」の・・って言って、やっとなんとなく「ああ、そー言えばそーゆー映画もあったかな?」って感じなんですよ~。知る人ぞ知るなのでしょうか?そう言うには、大御所過ぎな気もしますが・・・。もっとも、そんな事も、いかにも吉村昭とゆー感じがします。
でも、なんですか?今「桜田門外ノ変」の映画化の話があるのですか?そうなったらブレイクしますかね?
とゆー私が、まだこの作品を読んでいないのは、お恥ずかしい限りではありますが~。
最初にも書きましたが、私が今吉村昭を読んで、すごく得る物があると思うのは、やはりその心構えなのですね。以前の日記にも書いたかも。ですが、史料を追っていく姿勢と言いますか、
「何かあるはずだ」と閃いて、探して探して探しまくるところとか、ほんとすげーと言いますか、こうでなければああいう作品は書けないのだろうと、思いますが、実際に行動するのは本当に大変だと思います。その気持ちだけでも真似したいものです。
以前、司馬遼太郎氏が、どなたか歴史学者の方と対談しているのを読んだことがあって、そこで学者の方が、
「小説だと自分がこうだと思った事が、すぐに書けるのでうらやましい」というような事を言っていて、司馬氏も「そうですね。学説は証拠を出さないといけなから大変ですね」みたいな答え方をしていたのですが、
吉村昭は、エッセイの中で、「学者はこういう事があった。と書くだけでいいが、歴史小説はその場の様子まで知らなければ書けない」というような事を書いていて、時々言われているように、こういう所でも司馬遼太郎とは対極にいるのだな~と思ったのでした。


私は、何度も書いているように、南北朝時代が好きなわけですが、こういう作家が書いた自分の好きな時代というのを、やはりすごく読んでみたいのですけれど、こういう方はあまりに遠い時代には手を出さないのでしょうね。ああ、残念。
つか、既に亡くなっているし・・・こういう作家はもう出ないだろう。とか言われているし・・。残念。


吉村昭のエッセイを読んでいて、やはり「死」を意識した話も目について、
自分も体調が思わしくなくて、そんなモノをなんとなく考えたりして、
で、今回のこの不調で・・・まぁ色々精神的にもやられたな~って事もあって、自分が実は精神的に弱いんだな~と思い知りましたよ。
これはですね、私はけっこうその辺は強い方だと信じていたので、新たな発見でした。
まぁでも、弱さを自覚することも、時には必要かな・・・とも、思ったりもできたので、それはそれで「よし」であります。


★★★今日読んでいる本★★★
「史実を歩く」吉村昭/文春文庫

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2008.09.24

ビミョーなネタの気になる話

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
先日なんとなくしている会話で、私が
「桂小五郎って人がいて・・・」と言ったら、娘に
「こたろうでしょ」と訂正されてしまいました。
って・・・・・「銀魂」!!


間瀬元朗原作で、 映画公開も迫っているコミック「イキガミ」が、星新一の「生活維持省」のパクリではないか?
と星氏の遺族の方が、ちょっと騒いじゃってるそうですね。
しかも、追加情報によると、星新一も海外の作品をヒントに書いたのではないか?とゆーよーな話も出てきているそーで、んで、「イキガミ」も、「生活維持省」よりこの海外の作品に似てるんじゃないか?とかなんとか・・。
私は「生活維持省」は子供の頃読んでいて、「イキガミ」は最初の1・2話くらい読んだ事があるのですが、
言われるまでまったく気付きませんでした。海外のはまったく知りません。
んで、「イキガミ」が「生活維持省」に似ているかとゆーと、私は、
なんかビミョー。と思いましたです。
とゆーか、こーゆー設定って、けっこう思い付く人っているんじゃないかな~と・・・・。
ビミョーな著作権の問題と言えば、ただいま係争中の、松本零士と槇原敬之のあれがありますけれど、
私がけっこう気になったのは、佐藤マコト原作の、これも映画化までされたコミック「サトラレ」。
この作品、私は雑誌で1話からずっと読んでいたのですけれど、最初読んだ時に
「これ、ふくやまけいこの逆テレパスじゃん?」と思ったのですよね。
誰も指摘しなかったのかな?
まぁこれも、けっこうありそうなネタな気もするので、そこに乗っけるストーリーが大切で、アイデアでどうこう言うほどの物でもないのか。
でも、ふくやまけいこ好きなので、「サトラレ」のアイデアが誉められているのを見たりすると、ちょっとむかついたのでありました。
しかし、そーゆーなんかビミョーな話ってけっこうありそうですね。
そー言えば、ありがちなモチーフを使ったために盗作疑惑をかけられる話が、矢野健太郎(絵が嫌い。どーでもいいが、似たような絵なのに、山本夜羽の絵は嫌いじゃないんだよな~。不思議)の「ネコじゃないモン!」にもあったな~。って、古っ!!


ところで、あれはどーなったの?と、時々気になるのが、
数年前、某有名ミステリーが某人気探偵マンガにトリックをパクられた。と、騒がれた事件。
当時この推理作家が雑誌で、「トリックにも著作権を」とか言っていたのですけれど。どーなったのかな?
これ、私はマンガの方は全然知らないのですけれど、小説の方は読んでいました。
で、これって、実は私、この作品を読んでる途中で、
「こういう事じゃん」と・・・・謎が解けちゃったんですよ。
それは別に、たいしたトリックじゃなかったとか、私に推理力があったとかゆーわけではなく、子供の頃読んだ本に同じトリックが出ていたのですよね・・・・。道具は違ったけど。
なので、なんかその、トリックをと言うなら、それは昔からあった物なので、この作者が自分の作品をもって「トリックに著作権を」と言うことなのかな~と、思うのでした。
その辺が、どーなったのか・・・その後を知らないのですが。結局うやむやに終わったのではないかな~。


私が今までに見たパクリ作品で、すげーな。と思ったのは、
ちょっとマイナーなホラー系マンガ雑誌にマイナーな作家が描いていた作品で、ビミョーどころか・・・そのまんまと言ってもいいくらい、森脇真末味の「僕の電話 きみの午後」を真似した作品でした。
あれはどーだったのだろう?パクッた作家も、掲載された雑誌もマイナーだったから気付かれなかったのだろうか?
森脇真末味も、知る人ぞ知るって感じですし・・・。そーゆーことではかなりビミョーな事件だったかも。


何年か前に、夏の高校野球を見ていて頭に浮かんだ
「夏草や兵どもが夢の跡」を、自分で思い付いた句だと思って、朝日新聞の俳句投稿欄に送っちゃった主婦の話もあったな~。
なんか、そーゆー事も、実はけっこうありそう。
しかし、ここまですごいと、誰も盗作だとは思わないのだろうな。


★★★今日読んでいる本★★★
「足利ノ尊氏」中村直勝/東京堂出版「論集足利尊氏」より

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2008.09.18

秋の怪談

みなさんこんにちは。
今日はなんとなく雨です。
娘のお弁当に箸を入れるのを忘れました。なんか平気で手づかみで食べていそうで恐いです。


「太平百物語」という本に出てくるお話。
京都の仏具屋が丁稚を遣いに出したところ、帰り道で肩に何かが乗ったような気がして、帰ってきた裏口で突然笑い出した。
主人がどうしたのか尋ねると、丁稚は
「自分は因幡薬師に住む狐だが、昨日寝ているところを驚かす者があって、恨みに思っていたらこの丁稚が通りかかったので、こいつかと思い取り憑いた。ところがこれが間違いだと気付いたので、それがおかしくて笑っているのだ」
と言った。


江戸時代、元禄文化華やかなりし頃の日本橋辺りでのお話。
気持ちのよい天気で、大勢の人たちが大路を行き交っていた。
そんな中に、ちょいと粋な女がしゃなりしゃなりと歩いてきた。するとその女、
芝居絵が掛かっている小屋の前まで来ると、首がするすると伸びた。
周りの人は呆れて、騒ぐ者もいたが、女は気がつかない様子で、おもしろそうに絵を眺めており、
しばらくするとまたその首がするすると元に戻り、何事もなかったかのように、そのまま行ってしまった。
このお話は、子供の頃母に聞いたのですけれど、その後本でも読んだ記憶があります。


これも母から聞いた話。
ある屋敷に化け物が出るという噂があり、夜にもなるとその近くにさえ誰も近寄ろうとしなかった。
ある浪人が、住む所もなく、そんな家があるのなら、自分がそこで暮らしてみようとやってきた。
昼はなんということもなく過ごし、日が暮れ、
廊下に何やら気配がすると思う間に、すらりとした女が入ってきた。
女は趣味のよい着物をすっきりと着こなし、髪もきれいに結い上げていたが、どうしたことかその顔には目も鼻も口もない。
さてはこれが噂の化け物か。と見ていると、
女は部屋の掃除を始め、それが済むと男の食事なども作り、甲斐甲斐しくしていたが、一通りの事をすると布団を出して横になって眠ってしまった。
夜明け近くになると、女は起き上がり、鏡の前で髪などをきれいに整えて、そのままふいと出て行った。
次の夜もその次の夜も、女はやってきて、部屋の掃除をし食事を作り、横になって髪を直して帰って行く。
そうして何日かが過ぎ、男はこの女に感謝する気持ちを持つようになった。
いつものように仕事を終えた女が布団に横になる。その顔を見ていると、目も鼻も口もなく、起きているのか寝ているのかもわからない。男は自分に絵心がある事を思い出し、持ち歩いている矢立を取り出した。
夜明け近くになり、いつものように起き上がり、鏡の前に座り、それをのぞき込んだ女は、
「きゃーーーーっ!化け物ーーーーー!!」
叫ぶなりその姿は消え、それきり二度と現れなかった。


さて、話は変わります。
ぬらりひょんという妖怪がいます。
鳥山石燕の「画図百鬼夜行」にはその姿が描かれていますが、説明が付いていません。
千葉幹夫氏の「全国妖怪辞典」には、備讃瀬戸の海坊主としてぬらりひょんを紹介していますが、石燕の「ぬらりひょん」(「画図百鬼夜行」には「ぬうりひょん」と表記)とは関係なさそうです。
おそらく、みなさんがご存知のぬらりひょんは、最近の映画でもお馴染みの「妖怪の総大将」と言われている、石燕が描いた妖怪ではないでしょうか?
ではなぜ石燕は自分の絵にそう説明しなかったのでしょう?
実は、ぬらりひょんが「妖怪の総大将」だと言う話は、大正から昭和にかけて活躍した、藤沢衛彦という学者が最初に紹介したと言われています。
そして、それを水木しげるが採用し、水木しげるの作品がヒットすることによって、この話が一般的になったようです。
藤沢衛彦は、民族学においてかなりの数の著作を持ち、その世界ではそこそこ有名な学者なのですが、恐ろしいことに、その研究のほとんどを
思いつき
で書いているらしいのです。
ちなみに私は、この人の「図説日本民俗学全集」全8巻を持っているのですが、この全集は現在、研究書として
ほとんど役に立たない。
と言われています。
            かっこいいな~。藤沢先生。
            つか、ガッデム。ですね。


妖怪の大将っつったら、山ン本五郎左衛門だよね~。


★★★今日読んでいる本★★★
「足利ノ尊氏」中村直勝/東京堂出版「論集足利尊氏」より

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2008.07.07

月曜日は憂鬱

みなさんこんにちは。
今日は雨です。
近所の店でまったく見つからないので、週末に富士宮へ行ったついでに、笹竹を採ってきました。道ばたに生えているのを切ってもらいました。すごく立派な物が手に入って、嬉しいです。
しかしこの雨。一日中雨なんですよね?飾り付けどーするかな~。
旧暦でやるか?


なんだか疲れています。
土日、実家の両親に付き合って富士宮へ行っていたのでそのせいもあるか。
実家へ行くだけでも疲れるんで、なるべく実家にも近寄りたくないくらいなのですが、その辺はね、どんな人間でも年を取るわけで、それがまがりなりにも自分の親ともなれば、それを放っておくわけにもいかないわけですよ。
しかしな~・・・なんであの人達は、いつまで経っても、あ~攻撃的なのでしょう。
なにか、戦中戦後を通してそーゆー世界を生き抜いてきたわけですか?かいくぐってきたわけですか?喰うか喰われるか!みたいな?
夫婦揃ってそーだもんな~。
いや・・・・実家にいた時は、その相手に私たち兄妹も含まれていたのだが・・・。
今はさすがに、こちらが地雷を踏まない限り、攻撃を仕掛けてくる事はありませんが。やっぱ緊張して、すげー疲れる。


金曜日、
あまりに蒸し暑かったので、ベランダにテーブルを出して夕食を食べました。
家の中はどーしても湿気がこもって、不快指数もアップなのですが、外に出れば、夜の風はそれなりに涼しいのですよね。この辺は、意外と虫も少ないのでよいです。
まぁ狭いベランダなので、ゆったり優雅にとゆー程のことはできませんが、やはり気持ちいいです。
が、隣の家がエアコンを入れた途端に、暖かい風が流れて来るのがなんとも・・・・。
それでも、しばらくそこでビール飲みながら本を読んだりしておりました。
お隣の家とか、ずっと窓を締め切ってるんですよね・・・・。もっと自然の恩恵を受けてもいいのにな~。
けっこう家の中の声が筒抜けなので、気を遣っているのかもしれませんが、窓締めててもよく聞こえますから。遠慮なく開けて下さい。って感じッスよ。


相変わらず、ピンポイントで日本史勉強中です。とりあえず、佐藤進一先生の本を読んでいこうと思っております。
が、私に読めるような佐藤先生の本は意外と少ない。と、今更気付くのでした。
とりあえず、今1冊Amazonで注文中ですが、うっかり、一緒に頼んだ岡本綺堂の発送が2~3週間後で、7月下旬一括発送になってしまいました。まぁそれまでは、他の本を・・・今はまた中公文庫の「日本の歴史」を読んでおります。結局改版のも買いましたが、古い方を・・・読書百編のつもりで読んでおります。いや、今回は、きちんと税制とか法律の部分も飛ばさずに、読みます。つかその部分を読んでおります。
実はあまり対談って興味なかったのですが、今回、網野氏・笠松氏との対談を読んだのは、よい勉強になりました。
そう言えば、ず~っと以前NHKの番組で、考古学とか音楽とかいろんなジャンルの人たちが集まって行った対談で、すごくおもしろい事があったとゆー話を書いたことがあるのですが(http://junko-diary.cocolog-nifty.com/diary/2004/08/post_11.html#comments)、日本中世史の限られた範囲でも、人と話すとゆーのは、いろんな事が見えてくることのようですね。
この辺また、語ればいくらでも語ってしまえるのですが、いい加減しつこいので、今日はここまで。
って、まだまだ引っ張ります。3年くらい。


★★★今日読んでいる本★★★
「日本の歴史 9 南北朝の動乱」佐藤進一/中公文庫

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