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2018.08.30

夫の病 ⑦ <腫瘍の種類>

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。

昨日の夜、どうも体の感覚がおかしいと思っていたら
熱が38度3分ありました。
たぶん職場にいた時からあったのだと思うのですが、
週末くらいから
暑さにやられている感があったせいか
熱が上がっている感じが全然なく
体が痛いのも運動不足のせい?と思ってしまってました。
解熱剤のおかげか、今朝は平熱に戻っていました。

さて、夫の脳腫瘍の話です。


6月22日(金) 呼吸器内科診察

6月25日(月) 眼科診察

手術のリスクを天秤にかけて、
温存の可能性も示唆されましたが、
まぁ…… 最終的には摘出になるだろうという感じです。

やるならやるでさっさとやって欲しいけれど
病院の都合もありますし、医師の考えもあるので、
後は任せるしかないのですが、
9月の頭に娘の学校の学園祭があるので、
それに差し支えなければいいなと思いました。

不幸中の幸いにも、
視力低下以外の自覚症状はなく、
痛む所があるわけではないので、
本人はしらねど、家族としては
落ち着いて待つことができました。


この頃
夫の実家に病気の事を伝え
娘にも
緑内障ではなかったことを話しました。

今までずっと大学病院で検査を続けていたこと
実は腫瘍のせいで目が見えなくなっていること
腫瘍の種類がわからず、悪性だった場合の心配があったこと
良性腫瘍だろうと診断されたこと
たぶん手術が必要なので、その時は慌ただしくなるだろうこと


7月5日(木) 脳神経外科の診察
先日の3D 画像診断で、おそらく海綿状血管腫ではないかとの話でした。

腫瘍というより、血管の奇形だそうです。
治療しない事も多いようですが、
できる場所や大きさによっては
夫の場合のように、神経を圧迫して機能障がいを起こしたり
破裂して卒中を引き起こす原因になります。

この日
レントゲン、心電図、採血、歯科検診、麻酔科の説明
と怒涛の検査で、
これは!
と思っていたら、手術日が決定しました。

7月19日木曜日

雰囲気的に
手術は9月か10月頃になるんじゃないかと思っていたので
こんなに早く予定が入るとは、
ちょっと驚きです。


海綿状血管腫の疑いと言われましたが
後日、そうではなかったことがわかります。
画像だけではやっぱり判断は付かないのですね。

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2018.08.29

夫の病 ⑥ <眼窩内腫瘍>

みなさんこんにちは。
今日は曇りです。雨が降りそうで降らない空。
でも暑い…… 蒸し暑い
前回、夏の終わりが淋しいとか書きましたが、
……いい
もういい、
夏終わっていいよ!
秋、うぇるかむ!!


6月20日(水)
連日の脳神経外科です。
この日は、本来なら脳外の外来診察はない日なのですが、来院するように言われました。
そして、担当の医師が換わりました。
先日診て下さった若い先生から、もっとベテランの先生へ。
最初に高を括っていたところから、
なんだか大ごとになってしまっています。

この日
やっと、病気の名前らしきものをはっきりと告げられました。


眼窩内腫瘍


炎症などの腫れではなく、腫瘍なのは確かなようです。
でも相変わらず
夫の視神経を圧迫している物が何なのか
きちんとした検査ができないので、まだわからないのです。
場所が場所なので、
細胞診をするなら、そのまま摘出手術ができてしまうんだそうです。

眼窩内……
つまり頭蓋骨の目のくぼみの中、眼球の裏側にできる腫瘍なのですが
ここにできる物は珍しいらしく、
症例も少なくて
場所も視神経に触れる所なため、迂闊にはいじれません。

さらに細かく診断して、
場合によっては温存
ということも考えた方がいいとのことでした。

これ、この病院の眼科でも言われたそうなのですが、
まったく見えていないというのなら、
もっと話は簡単だったみたいなんですね。
というのは、
目の機能が、これ以上悪くなりようがないってことならば、
眼球を取っちゃおうが神経を切っちゃおうが、
あまり関係ないですから。

ってまぁ現実にはそんな乱暴なことはないと思いますけど

今、少しでも視力があるなら、
下手にいじらず、この状態を維持した方がいいのかもしれません。
薬が効くのか
放射線治療ができるのか
そういった事を考えていく必要があったんです。


前日の検査の結果、
腫瘍マーカーにもCT にも、問題なしという診断が出ました。
おそらく、原発性の良性腫瘍。
それだけでも、本当にほっとして、
夫と二人で、もう病気が治ったというくらい喜んでしまいました。

この日また、MRI とCT の撮影がありました。
追加検査用とのこと。
細胞を採れないので、
MRI やCT をたくさん撮って、患部の3D 画像を作成して診断するそうです。

科学の進歩を感じる。

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2018.08.17

夫の病 ⑤ <腫瘍マーカー>

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
秋の気配が濃く感じられて、
あんなに酷暑にうんざりしていたのに、
突然夏の終わりを意識してしまい、ちょっと淋しかったりしています。

6月の9日・10日と、歴史のお友達と富士宮へ遊びに行きました。
お天気はぎりぎり持ちこたえたという感じでしたが、
浅間神社や中世史関連の史跡を見たり、BBQもしたし温泉にも入れたし
楽しかったです。


6月11日(月) 眼科の診察。
今後どういう流れになるかの確認のような話がありました。
腫瘤がなんなのかは、後日の検査の結果が出るまでわりません。
炎症性の腫れの可能性もあるので、
ステロイドの投薬をしてみるかなど、脳神経外科と話し合って決めていくとのこと。

6月19日(火) いよいよ本格的に、脳神経外科の診療が始まりました。
MRA とCT の撮影。
腫瘍マーカーを含む血液検査用の採血がありました。
腫瘍マーカー……
つまり
がん検診です。
この日の画像撮影は
頭以外の部位に、腫瘍ができていないか見るためのものでした。

腫瘍が悪性だった場合
原発性か転移性かという問題があって、
原発性は、その腫瘍が大元の腫瘍で、
転移性は、他に元になる腫瘍があり、そこから転移してきている腫瘍ということです。
転移性だった場合
当然ですが、元になる腫瘍の治療も必要ですし、他の所にも発症するかもしれません。
それによって、治療の方針も変わりますし、
回復への難易度が一気に上がります。

細胞を採って検査を行えば、
腫瘤の種類はわかるのですが、
夫のケースでは、
発症した場所がやっかいで、細胞を採ることができないため、たいへんまわりくどい検査になりました。


この日が、もしかしたらこの
夫の病気騒動で、一番気持ちがざわついた日だったかもしれません。

それまで、
病気は大変だけれど、原因がわかれば治療に入って、
いいにしろ悪いにしろすぐに結論が出る
と思っていたのです。

腫瘤の大きさはわずか15mm程度。
一時的な炎症の可能性もあります。
腫瘍としてもごく小さな物です。
たとえ悪性だとしても、場所は視神経です。
最悪片方の目を失っても、患部を取り除いてしまえばそれで終わりじゃない?
でも、

他からの転移だったら?
他に転移してたら?


これからの事を考えて、
私も自分の上司に、夫の病気の事を報告しました。
もしかしたら、
突然病院へ行くことになるかもしれないし、
仕事を休むことになるかもしれないので。

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2018.08.15

夫の病 ④ <原因判明>

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
出勤のために家を出た瞬間
「海行きたい!」と思いました。


自覚症状が出始めてから、約3ヶ月
問題があるのはわかっているのに、なんの手も打たれないまま時間が過ぎていきます。

夫にどんな具合なのか尋ねると、
不透明度75%のレイヤーがかかっている感じ。とのこと

つまりこの頃、もう右目はほとんど見えなくなっていたのです。
なってしまったものはしかたないけれど、
どうしてここまでになってしまったのだろう? という思いがありました。

夫はロードバイクが趣味で、
ゴールデンウィークにも耐久レースに出場して
成績を見た上のクラスの方から
次は一緒のチームで出ようと声をかけて頂いたばかりでした。
激しいレースは無理でも、ファンライドくらいなら普通に続けられるよね。
診断はついていないけれど、
もう緑内障だと思って、
そのつもりで、見えないことに慣れていこうという話をしました。

不幸中の幸いにも、
症状があるのは片目だけなので、普段の生活にすごく支障があるわけでもなく、
言われても周りでは全然気付かないくらいなのです。

病院が何もしてくれないので、
せめて民間療法で、できる事をしてみようと、
緑内障にはカシスが効くと聞いて、カシスのサプリメントを購入。
サプリメントでも、飲んでいると少し不快感が減るようでした。


5月25日(金) 予約していたMRI を撮ってきました。

6月4日(月) MRI の結果を聞くために来院。
結果
右視神経脇に、直径15mm程の腫瘤があることがわかりました。
これが、
視神経を圧迫して、視野を塞いでいたんです。


緑内障じゃなかった


6月5日(火) 眼科から脳神経外科へメインの担当が変わりました。
採血と、
今後の可能性、検査の説明があり、
2週間後にMRA を撮る予約を入れました。
結局、
その腫瘤がなんなのかまだわからず、
治療は据え置きです。

この時はまだ、私には
腫瘍にどういう種類があって、
脳腫瘍の場合どんなコトが考えられるのか、
まったくわかっていませんでした。


6月8日、娘の学校の体育祭がありました。
夫はPTA で写真の係をしていて、撮影のため学校へ行かなければなりませんでした。
高校最終学年のイベントということで、私も一緒に。
娘が応援団に入っているので、それを見るのを楽しみにしていました。
夫の利き目は右なので、
つい見えない方でファインダーを覗いてしまい、やりにくいようでした。

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2018.08.12

夫の病 ③ <検査・検査・検査>

みなさんこんちは。
今日もよいお天気ですね。
相変わらず、酷暑と言っていい暑さですが、
今日は少し風が爽やかで、
上の部屋にいると久々に夏らしい夏という感じで気持ちがいいです。


4月3日(火)
検査は、紹介状を書いてくれた病院の検査のほぼやり直しのようでした。
この日は視力検査と眼圧検査、問診だけでした。
眼圧は異常なし。
視力も、かすみはあるものの、すごく悪いという程でもなく。

31日の状況との比較をするために
日を置いて視野検査をもう1度するとのこと。
脳の状態を見るため、CTを撮るか聞かれ、撮ってもらうことにしました。

また後日の検査です。
決め手になる所見がなく、もう少し検査をしてみるとのことでした。


4月10日(火)
視力、眼圧、眼底検査
どれも異常なし。
この日CT を撮りましたが、異常は認められませんでした。

病院の後夫は、眼鏡のレンズを変えるため眼鏡店へ行きましたが、
古いフレームが折れてしまい、結局レンズの新調はできませんでした。


4月22日、6月に歴史系の友人たちと泊りに行く計画を立てていたので、
夫に車を運転してもらって、富士宮の家の片づけをしてきました。
去年父が亡くなった後も特に何もしていなかったので、
古い食材や食器など大々的に処分するために、車に積んで帰りました。
お天気のよい気持ちのいい日でしたが、
帰り道が夜になってしまい、夫は運転の不安を口にしました。
右側が見えづらく、遠近感も取りにくいとのこと。
運転に危なげなところはありませんでしたが、本人はすごく緊張したそうです。

車が必要な時は夫に頼りっぱなしで、
私は10年以上ペーパードライバーで来てしまっているのですが、
今後のことを考えると、ペーパードライバー教習へ行った方がいいのかな……。

この頃、
また娘の不調に振り回され、
この先、この状態がいつまで続くんだろうと思うと、少しうんざりした気分でした。


5月14日(月) 視野検査。
やはり視野の欠損はなくなっていません。
本人は言いませんでしたが、目のかすみもだんだんひどくなっていたようです。

この時も緑内障のようだ。と言われたのですが、やはり診断は出ません。
眼圧や眼底検査の結果に異常がないことや、
症状のあるのが片目だけだということが引っ掛かるようです。

でも、
ネットで調べてみると、
正常眼圧で緑内障になることは多く、片目だけに症状が出ることもある。
と書かれています。
医師からは、
急激な変化があったらすぐに来るように
とは言われながらも、まだ治療には取りかかってもらえません。

悪化してからじゃ遅いんじゃないの?


眼精疲労用の目薬を処方され、
次週MRI を撮る予約を入れました。

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2018.08.08

夫の病 ② <セカンドオピニオン>

みなさんこんにちは。
今日は雨降りです。
台風来てます。


かかりつけ医の診断で、「異常なし」と言われた夫ですが、
突然何かが気にかかったようで、
3月17日(土) 開いている眼科を探して駆け込みました。
この日、散瞳の眼底検査をやっていただき
「異常なし」の診断でしたが、後日視野検査を行うことになりました。

3月27日(火) もう一度かかりつけ医の診察を受ける予定になっていたので、
別の眼科で検査を受けた事は内緒にして、
とりあえず診察を受けました。
やはり異常なし。
炎症などの所見もないと言われました。
ただ、乱視が急激に進んでいるようだ。とのことでした。
夫とは、乱視が進み、眼鏡の度が合わなくなっているのではないかという話をしました。

3月31日(土) 視野検査
結果

視野に欠けがある。
とのこと。

症状を見ると、
緑内障かもしれないということでした。


実は夫には、
将来緑内障になるかもしれないと指摘されている事があって、
以前から眼圧などは少し気にかけていたのです。

もちろんこの日の検査でも、これまでと同じように
「異常なし」と言われて帰ってくることを期待してはいましたが、
「緑内障では」と言われて私は、
「ついになったか……」と思ったのです。
薬で進行を抑えられるということを知っていましたので、
これで治療に入れるなら、
原因がわからず落ち着かないでいるより、いいような気もしました。


ところが、
この病院でははっきりと診断してもらえず、
紹介状を書くので、大学病院で精密検査をするように。
と言われてしまいました。

仕事を休んで、
また検査をしなくちゃならないのは大変だなぁ
という気持ちと
早く治療を始めてほしいという気持ち
ネット情報では、できるだけ早く治療を始めないと、どんどん悪くなるようなことが書かれている物が多いのです。

一方で、
まだ「疑い」の段階で、
緑内障ではないのかもしれない。
一時的な不調かもしれないという期待がありました。

いつ行けるんだと気になった大学病院でしたが、
タイミングよく仕事の都合がついて、
4月3日(火)に、行けることになりました。


この頃娘に
お父さんが緑内障になったかもしれないという話をしました。
よけいな心配はかけたくなかったのですが、
娘の体質が父親に似ていることや
過去に2回、空手とバドミントンで、眼に怪我をして治療を受けているため、
何もない場合より緑内障リスクが高いので、
きちんと危機感を持って将来に備えてもらいたいと、いつも思っていたのです。
そういった注意を含めて、娘には
馴れるまで不自由があるかもしれないけれど、
症状は軽く、大きな問題はないという話をしました。


ただ、
これから大学病院で検査を受ける事は言いませんでした。

結局娘には、以後
手術が必要だとなるまでこの病気の話をする事はありませんでした。

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2018.08.06

夫の病 ① <自覚症状>

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。

つか暑い……
暑すぎ……
酷暑………


本人はきちんと書いてないし、どうしようかな? と思ったのですが、
私が書いてもいいと言われたし、
いつかの、誰かの、何かの、
役に立つ事もあるかもしれないと思って、
久々ですが、ブログを書くことにします。
少し長くなるので、少しずつ書いていこうと思います。
聞き書きですので、記憶違いもあると思います。
訂正があればその都度直して行きます。


平成30年7月19日、夫が手術を受けました。
脳神経外科です。


自覚症状の出始めは今年の2月
右目のかすみでした。
かすみ目の状態は、日によってよかったり悪かったり安定しませんでした。
眼精疲労
ストレス
肩こり
周りの方たちのアドバイスもあって、いろんな可能性を考えて。
マッサージで改善される日もありました。

以前から近視と乱視があり、40代後半という年齢での視力低下は特別な話ではありません。
2月終わり頃、かかりつけ医の診察を受けて、特に異常はないということで、
視力も低下しているとは言い切れない、はっきりしない感じでした。
なのですが、
3月17日(土) どうしても気になると言って、
急きょ、開いている眼科を探して飛び込むことになりました。

かかりつけ医からは
ひと月後経過を診るので来るように言われていたので、
それまで待てないのかと驚きましたが、
この時は本当にがまんできなかったようです。


この時期、
前の年から体調の安定していなかった娘が、また体調を崩していて、
4月からはいよいよ受験生ということもあって、
私はそちらの事にも気持ちを持って行かれていました。

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