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2013.10.04

『ぼくらの』

みなさんこんにちは。
本日は曇りです。
寒いです。
昨日までは夏だったような気がしますが、気のせいだったかも知れません。

ってゆーか!
ほぼ1年振り!
1年振りの日記ですよ!
既に日記じゃないですね。
なんだ、やめたんじゃなかったんだ。って。
やめてませんでした。すみません。

なんかね。
なんだかんだと文句言いながらも、Twitter始めちゃったら、長い文章書くのがめんどくさくなってきてしまいましてですね。
いろいろと…生活もバタバタと…落ち着かない心配事とかもあったりしてるうちに、文章を書くという事からどんどん離れて行ってしまいました。
この約1年の間に、
娘が小学校卒業して中学生になったり。
地域の広報紙の編集委員になったり。
ついにしまなみ海道を自転車で走破したり。
その旅行先で、42度の熱出してみたり。
で、鴨島まで行き弥八郎の墓を目前にしておきながら、駅で力尽きたり。
残暑の太陽が照りつけるグラウンドを耐火服着て走り回ったり。
日記ネタはそれなりにあったのですが、いったん書かなくなってしまうとダメですね。

んで今更。
なぜ復活。

漫画…
マンガ紹介しに来ました。

いえ…少し前から、上記Twitterでしつこく紹介を続けていたのですが、その…
まぁ…レスポンスが、あまりになくて……
ちょっとばかり古い作品なので、原作を店頭で確認することは難しいかもしれませんが、
でもほんとすごくよい作品なので、自分の感想を呟きだけでこのまま流れ去らせてしまうのも勿体ないと思った次第でございます。


作品のタイトルは『ぼくらの』
著者は鬼頭莫宏。

ちょっとばかり古い作品ですが、TVアニメにもなりましたので、ご存知の方もいるかと思います。
私がこの作品に初めて触れたのも、実は最近ではありません。
初めて読んだ時から、
何度も何度も何度も読み返して、
毎回毎回、その度に深く感動するのです。

ネット上の感想を読むと、「読者を選ぶ」というようなことも言われているのですが、それ程癖のある作品ではないと思います。
ただ、
人が死にます。
それはもう、(誇張ではなく)宇宙規模の壮大さで、赤ん坊も若者も、ザクザク死んでいきます。
ここでまずドン引く人がいる。
でも、もしそれを理由にこの作品を読まないというなら、とても勿体ない。
この作品の魅力のひとつが、それがテーマのひとつでもあるかと思うのですが、この、無造作に失われる命の意味を考えることにあるからです。
著者は、モブシーンの中で爆風に飛ばされる、名前もない登場人物の死を疎かにしません。
一方で、物語の中心にいる主人公達に、自身の存在のちっぽけさを突き付けてきます。
何度も命の価値を問い、人間一人の価値のなさを畳みかけ念を押してきます。

以前から娘に読んでもらいたいと思っていたのですが、
あまりにも軽く命が奪われる展開と、加えてかなりえげつない性的描写もあり、子供に読ませる事を躊躇ってきました。
それを、先日ちょっとしたきっかけから、読んでみるように勧めました。


物語は、主人公達が中学一年生の夏休みから始まります。
そこから約半年間の少年少女達の物語。
テーマの重さと表現の残酷さから、暗い部分を強調して紹介されがちなのですが、作品から伝わってくるメッセージはいたって健全です。
それは、読んだ人それぞれに汲み取って頂きたいのですが、
私はその苦しさと優しさと、清々しさとに何度も泣きました。
全11巻の中で繰り広げられるひたすら過酷なストーリー。
でもその辛い話を追うことで、読者は、自分と、自分に繋がる…その外側にさらに存在する無数の命について考えざるを得なくなります。

中学に入って、
複雑になった人間関係にストレスを感じている娘に、
自分の価値観と他者の価値観と、そこに様々な違いとそれぞれの思いのあることをきちんとわかって、その上で自分に自信を持って、世間に対して誠実でいてほしい。
これは、そういう事を考えさせてくれる作品だと思います。
娘が内容を把握するのは、まだ難しいかとも思うのですけれど、「今」読んでおいてほしかったのです。


ところで、
TVアニメ版のOPとEDがよいです。
特にOP曲は、何度か他の歌手によってカバーされてもいる名曲。
原作の内容にやけに沿った歌詞だと思ってたら、きちんと原作を読んだ上でこの作品のために作詞作曲されたそうで。原作ファンとして、そーゆーのは単純に嬉しいです。
逆にEDの歌詞が、アニメに遅れて描かれた原作の中に引用されていたり。ちなみに原作のその場面は、私のマンガ鑑賞歴においても、かなり上位に入る名場面です。
と言うわけで、
原作のイメージに見事に合ったテーマ曲です。
これを聴いて、「いいな」と思った方がいらしたら、その方にもぜひぜひ原作を読んで頂きたい!
と思った次第。


★★★今日読んでいる本★★★
『新田岩松氏 (中世武士選書 第 7巻)』 峰岸 純夫/戎光祥出版

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