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2012.01.16

「呪い」を「祝福」に

みなさんこんにちは。
今日は曇りです。そしてまた一段と寒い!
なんだか雪でも降り出しそうな空ですが、そう言えばまだこの冬雪を見ていないなぁ。


先週末と、先々週末、続けて東京ビッグサイトへ行ってしまった。
先週は「スポーツフェスタ」で、
娘のスキーウェアとブーツが小さくなってしまったので、それを買いに。
だったのですが、気が付いたら、自分の物もけっこう買ってしまっていました。
まぁ…ウェアとか、娘が生まれる前に買った物を未だに着てるくらいだから、いいよね。少しくらい。
先々週は、何年か振りで「骨董ジャンボリー」へ。
毎回ハガキが来ていたのですが、行けば散財してしまいそうで、避けていました。
今までは着物関係が危なかったのですが、もう着物熱もずいぶん冷めているので大丈夫!
今回は、食器を少し入れ替えたくて、いい物があれば買おう。くらいの気持ちで行きました。
当初の目的ではプレートが欲しいと思っていたのですが、見て歩く内に、以前職場でもらった物があったことを思い出し…じゃぁカップ&ソーサーでもと、途中から目的変更。
以前喫茶店で見たガラスの物がステキだったので、そういうのがあればと思って、
アンカーホッキングのムーンストーンを購入。
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ブランド忘れましたけれど、青いガラスや単純な鱗模様の物などもステキだったのですが、この柔らかい色合いが気に入りました。
量産タイプなので稀少性はありませんが、お値段も手頃で使い勝手は良さそうです。
この日は他に、ムートンのジャケットを購入。
かわいくてあったかくてすぐに気に入ったのですが、サイズが大きかった…。普通に着てる分にはかまわないけど、ショルダーバッグが使いにくい。


話はコロッと変わって
内田樹『呪いの時代』についての『現代ビジネス』の記事(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/28694
)に感動して、本の評判もかなりよかったので、早速買ってしまいました。
書店でも平積みになっていたので、人気あるのかも。
まだ途中までしか読んでないのですが、かなりおもしろいです。
やっぱりこういうのを「呪い」って言うんだよなぁ。
呪いの施行者についてのあまり重要でない記述が、ダイアン女史が書いてた事と同じでちょっと笑った。
内田先生がダイアン・フォーチュンを知っているかはわかりませんが、「やっぱそう思うんだ?」って感じ。
あとは、自分の経験に照らしてみて
「そうそうそうなんです」と「なる程、そうなんですか」との思いを繰り返しながら読んでいますが、いろいろと、自分の思考方法についても反省させられる。
それはもう「うがーーーっ!」と叫んで床をのたうち回りたくなるくらい…自分の考え方の「まずかった」部分が思い起こされて、ひじょーに恥ずかしい気持ちになります。
しかし、そういう部分も含めて、とてもおもしろいです。
まだ読んでいる途中なので、ここであれこれ書いても中途半端になってしまうのですが、
なんと言いますか、ざわざわする。
ざわざわ、ざわざわと、居ても立ってもいられないような。何かしなければいけないような。そんな衝動が湧き上がって来る!
で、なんか泣けてくる。
「自分らしさ」とか「日本政治の病」とか…ためになりました。
そんな中でも、
国際化によって失われる物の話が、めちゃくちゃ衝撃的でした。
ほんとにそんな事になってるのかは確かめていないのですが、本当ならけっこう怖いと言うかなんと言うか…。
どちらの利益を取るかという事なのでしょうけれど、あまりに淋しすぎるし、やっぱまずいのではないだろうか?どうにかならないものなのかな~。
続きは本書をきちんと読んでから。
ところで、この記事を知ることになったツイートに書かれていたのですが、
しかし、本当に読んで欲しいと思うような人は読まないんですよね。
そういうのって、何にでも言える気がします。

子供がもっと小さい時に感じたのですが、
ネット上に溢れる保護者批判など。
結局まじめに考えてる人ってのは、言われなくてもきちんとしているし、言われれば気に掛ける。
そして追い詰められてキリキリしてる人もいて、
反対に、そういう批判に目を向けて欲しいような人ほど、見ない聞かない気にしない、なんだよな~と思って、けっこう苛立ちました。
この話についても、書いておきたい事はありますが、話がどんどん逸れてしまうので、また別の機会にでも。

とりあえず、
自分に近しい人達には読んで貰いたい。


★★★今日読んでいる本★★★
『呪いの時代』内田樹/新潮社

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Comments

お久しぶりです。

のん太さんのこのブログを見て「呪いの時代」買って読みました。
なんというか、大変、真っ当な意見を分かりやすく書いてあって、とても共感出来ました。
個人的には、まず、「祝福」をいつも心がけようと思いました。茶道の関係で禅語などにもよく出会いますが、「ありのままをありのまま言葉にした」ものにもしばしば出会って、「はて?この意味するところは?」と思っていたのですが、「ありのままを言葉にする」=「言祝ぐ」と言うことだったのですね。というところで俄然、腑に落ちました。古歌にも、ありのままをありのままに述べたものが多数ありますが、それらはすべて祝福だったのだと考えると、心豊かな古代日本人の心象風景がみるみる拡がって行きます。
なんて、心豊かな民族なんでしょう。
日本人らしさ、大切にしたいと、あらためて思いました。
良い本のご紹介、ありがとうございます。

Posted by: しよっち | 2012.02.16 01:41

>しよっちさん
おおっ
お久しぶりです
せっかく来て頂いていたのに、ながらく放置してしまい済みませんでしたm(_ _;;)m

『呪いの時代』
読んで頂けて嬉しいです。
大勢の人に読んで、共感してもらいたい内容です
「ありのままをありのままに」
私も言祝ぎを心がけて、豊かな心で過ごして行きたいと思います。

本当に、来て頂いてありがとうございます。

Posted by: じゅんこ | 2012.03.09 15:31

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