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2011.11.16

『狼の口 ヴォルフスムント 3巻』感想

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
いよいよ朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
皆様お風邪など召しませぬよう。


某Dさんの愚痴にコメントを付けていたら、唐突に、先日来た謎な内容のメールの意味がわかった!…ような気がする。
なんでそんな話をするのかさっぱりわからなくて、けっこう不気味なメールだったのだけれど、そういうことか!という事が、なんとなく腑に落ちました。
ひとつもやもや解消。
でもやっぱり、どーーーしても理解できない事がまだあるので、不気味なことには変わりないか。
ってゆーか、理解しようとしてしまう悪い癖を出してはいけない。


某所でしつこく「発売日待ち遠しい」発言をしてました、『狼の口』(久慈光久/エンターブレイン)第3巻出たーーー!!
ほんと待ち遠しかったです。
どれくらい待ち遠しかったかと言いますと、雑誌掲載のタイミングと、1巻と2巻の発売間隔から、ちょうど1年に1冊ペースだということはわかっているのですが、数ヶ月前から「奇跡が起きて、そろそろ出てるかもしれない」と書店チェックを入れてしまっていた!
ああっしかしこれが出てしまったということは、また次は1年後かーーーっ!?
ところで、実はワタクシ、これがスイス独立戦争の話だということに、つい最近まで気付いておりませんでした!!
ってゆーか、なんかそれっぽいファンタジーだと思っておったわ!
ドイツだのオーストリアだの出てくるのに!全く目に入っておらなんだわ!

それにしても、今回はまた一段と痛かったです。
仕事が終わってから買って帰ったのですが、電車の中で読んでて、すげー緊張して肩に力が入ってしまった。たぶん表情かなり強張ってた。ぐぎぎぎ…。
でもやっぱりおもしろい!
他の方も書いていますが、散らばっていたピースが集まってきた感じ。
今まで顔の見えない掴み所のない存在だった関所の中のことも見えてきて、話に厚みが出て、
「いよいよ決戦の時!」って雰囲気も高まってきてます。
ほんと先が楽しみです。
2巻を読んで心配だったのは、あのラストや意味深なセリフがあったために、これはまさか
過去話に雪崩込みやしないだろうな?ということだったのですけれど、杞憂でした。
ここで過去に戻られては、せっかくのスピード感が失われてしまう。
ヴォルフラムやグレーテの過去を匂わす発言に…もちろん、どんな道を歩んでこのような人生をってのは、気にはなりますけれど、私は何も言及されずに終わってしまっても、それはそれでザワザワする物があっていいと思うんですよね。
名も残さず路傍に消えていった人達の物語って感じだし、何もかもわかってしまうよりも、いっそういいと思う。
これ以上あまり書くとネタばれにもなるので、控えますが、
最後2頁の所で、ちょっとうるっとしました。
痛かったけどよかった!

久慈さんは、作品数少ないですけれど、もっと評価されていい作家さんだよなぁ。
残酷で容赦ないし絶望的なんだけれど、虚しい話じゃないですよね。
何もかもなくした後に、それでも小さな輝きが残る。みたいな感じ。
まぁ、絵柄とか作風とか、けして今時っぽくはないので、それが受け入れられないとキツイかも知れませんが、上手さは確かなので、その辺安心して読めます。
できればもっと日本の話も描いて欲しい。好きな時代はやはり安土桃山の辺りなのかな~?でも、楠木正成とかすごく合いそうなんだよな~!


★★★今日読んでいる本★★★
『逃げる公家、媚びる公家―戦国時代の貧しい貴族たち』
渡邊大門/柏書房

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