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2009.11.29

心の中にしきりを作る

みなさんこんにちは。
今日は曇りです。
娘の学校の学習発表会が無事終わり、娘は親戚の家へお泊まりに行っております。
わ~い。
今日は子供の目を気にせずダラダラできる~。
で、夜とか飲みに行っても平気なのね~。
って、昨日も行ったけどね~。


昨日は月に一度の歴史のお勉強の日でした。
相変わらず難しいのですけれど、すごくおもしろかったです。
このおもしろさを、いつもどう言葉で表したらいいのか悩むのですけれど、
なんと言うか・・・
みんな一生懸命生きてたんだね!!
って感じ。って全然違うな・・・・。
でも講座に出ると毎回、長い歴史の中に、
いろんな人がいて、いろんな事を考えて、それぞれの立場と場所でがんばってたんだな~と、そういう事に感動するんですね。
歴史の勉強って、人間を好きになるための勉強ですね。いや、誰ってことではなく広い意味で・・・。


講座の後は飲み会なのですが、
昨日は足利のご兄弟のお話をいっぱい聞けてすごく嬉しかったです。
でも一部大変心臓に悪い話を聞かされたような気もします・・・・。とても興味深いとは思うのですが、
私的には「怖い話はしないでーーーっ!!」でした。
いや・・・聞けてよかったです。それは本心から。
そういうこともあるかもねって事でね・・・・・・。ちくしょーっ泣いてなんかないぞ!


それと、これもその時に出た話なのですが、
どの程度知っている事をお話していいのか。という・・・。
私は以前ここで、創作をやっている知人に、聞かれるままに知っている事をFAXで教えていたら、それをほとんどそのまま使われてしまって。ちょっと不愉快でしたよ。という話を書いたことがあるのですが(繰り返しになりますが、教えた事を書かれるのは別にかまわないのです。自分で調べてきたかのように発表されてしまった事がイヤだったのです)、今回の話はその逆というか、
史料にはこうあるよ。という話をしたら、
「そういう事は知りたくない」と、嫌がられてしまったという話。
最近私は、自分の好きな時代の創作系に興味があって、創作をしてる方のサイトを覗いて、いいな。と思う方の所には書き込みもさせていただいているのですが、これを思い出しては緊張するのですよね。
そうしましたら、やはり同じような経験がある、という人はいて、
難しいね~。という話になったのでした。
つい話してしまう事はあるし、「聞かなかった事にして」とも行かないですしね。
フィクションはフィクションとしておいて、いろんな事を知るのはいいと思うのですけれど、その人の中のイメージという物も大切なので、ただ情報量を増やすだけではだめな事もあるのかも知れません。


だから~、私は泣いてませんってば!


★★★今日読んでいる本★★★
「虫と歌」市川春子/アフタヌーンKC


※前回書き忘れましたが、12月は「坂の上の雲」も楽しみですね。

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2009.11.28

時代劇強化月間

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
なんか気が付けば11月ももう終わろうとしています。
相変わらず、自分は何をしたいのだ?とか、ぼ~っとしておりまして、気が付けば1週間経っちゃってるのですね~。
は~・・・
やりたい事とかやった方がいい事とか、やらなくちゃいけない事とか、いっぱいあってありすぎるくらいなんですけど。


先週の日曜日には一応家族で遊びに行ったりとかしたのですが、基本ぼ~っと過ごしている。
いや、まぁフルタイムで外に出て働いているし、家の事もしていないわけではないのだから、ぼ~っとするくらいいいのかもしれませんが、なんか罪悪感のようなものを感じてしまうのです。
ほんとそういう所からして貧乏性ですね。


さて、先週は久々に日本科学未来館へ行ったのですよ。
連休の何日か前に、国立科学博物館と科学技術館と、どこがいい?と娘に聞いたら未来館だというので決めたのですが、前日珍しくNHKの夜7時のニュースを見ていたら企画展の紹介をしていて・・・
あ~・・これは混むかな?と思っていましたら、本当に混んでいました。
仕分けの問題とかもあるんで、来館者が増えるのはよいことだと思いますけれど、ご飯食べる所がもともと少ないので、この日すごく困りましたよ。周りにもレストランとかないし、結局駅の近くのコンビニへ行ってお弁当を買ってきました。
でもって、
今やっている企画展は「‘おいしく、食べる’の科学展」。
味に関する科学的な事から、食が抱える問題など、
なかなか充実していました。
そして、ミドリムシのクッキーを買ってきました。
ミドリムシ・・・未来の食材として研究が進められているそうです。
栄養バランスがよくて、ちょっとの手間で大量に増える。
学名「ユーグレナ」・・・ゆうぐれな・・かわいい名前ですね。
今度からは「ミドリムシ」と呼ばずに「ユーグレナ」と呼びたいと思います。呼ぶ機会がどれほどあるかわかりませんが。


ところで、他の所にも書きましたが、
来年、「草燃える」がスカパーで放映されるそうです。マイミクさんに教えて頂いて知りました。
これ、子供の頃楽しみに見ていたのですが、長いこともう一度観たいと思っていて、つい先日も娘とそんな話をしていたところだったのですよね。
同じマイミクさん情報によると、NHKにはこれのテープが一部しか残っていなかったのが、視聴者からの提供で最近になってめでたく全話揃ったため、来年の放映となったそうです。
いい話だな~。
ほんとこれずっと観たかったので、提供者の方々に感謝です。
で、その気持ちを引きずって、普段ほとんどチェックを入れないケーブルTVの番組表を眺めていましたら、
おおっ
来週から「八丁堀捕物ばなし」やるじゃん!!
これもすっごく好きな時代劇なのですが、私が見始めたのって本放送の途中からで、何度か再放送はあったそうなのですが、機会に恵まれず、その後一度も見ていなかったのですよね。
なんかね、小気味いい作品です。台詞回しとか。役者さんもいいし。
やはり時代劇には時代劇の役者さんというのがあるのだな~と、思います。


スカパーでは12月7日から「太平記」も放映されます。
ついでに「風雲!江戸の夜明け」もやってくれないかな~。小太郎くんが見たい。


★★★今日読んでいる本★★★
まだ1日が始まっていない。


※日記中で「先週」「先週」書いてますが、まだ今週でした・・・・。

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2009.11.20

すっかり寒くなりました

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
しかし、寒い。このまま本格的に寒くなるのでしょうか?
なんかまだ暖かい日がありそうで、本格的冬仕様に入るのがちょっと躊躇されます。
しかし、この寒さが続いたせいか、コレオ(ヒガシヘルマンリクガメ・雄)のケージ内の温度が急に下がってしまいました。で、急遽夫がパネルヒーターを発注。
去年はこんなに低くならなかったはずなのですが、どうしたのだろう?ああ、また冬の電気代が~・・などとは言っていられないのですが、ちょっと考えてしまいましたよ。すまない、コレオ。
温熱灯の下で目をつぶって弛緩しきっている姿はほんとなごみます。時々「死んでるのか?」と疑うこともありますが。
私が寄っていくと、「なぁに~?」って感じでノソノソやって来るのもかわいい。エサが欲しいだけかもしれませんが。


さて、なんとなく口ずさんでしまう歌があります。
と言っても、題がわからなくて、サビかもわからないようなフレーズしか出てこなくて、でもCDを持っているので、今朝歌詞を確かめようと思って見たら、思っていたCDに入っていませんでした。
入っていると思っていたのは、銀色夏生の「バランスⅠ」というアルバム(ところでこれ「Ⅱ」って出たの?)。
絶対これだと思っていたのに、ちょっとショック。
似たような雰囲気だと・・・・佐野量子?一応見たけど、それには入っていなかった。もう1枚くらい持っていたような気がするのでそっちかな?でも一緒に置いていないってことは処分しちゃったかな?
ちょっとショック。
 さよなら さよなら 悲しくなるから
 いいのに そんなに 手を振らなくても
って歌詞なんですけれど。で、「さよなら さよなら」の後が違う歌詞のフレーズもあるの。知ってる人いないかな?
まぁ・・・今まで何年間も口ずさんできて、やっと今朝きちんと確かめる気になったくらいなので、このままでもいいのですけれど・・・。


話は変わりますが、
娘が、歯医者で使わせてもらった電動歯ブラシがすごくよかった。と言って欲しがって、ぼ~っと歯ブラシをくわえている事が多いお子様にはいいかも。と思ってネットショップで買いました。
それが届いたのが昨日のこと。
じゃぁ夜に備えて充電しておくか。と、取説とか細かいアクセサリーを持って、洗面所へ行って、洗面台にそういった物を置いた。手を離した。
その瞬間、取扱説明書が、洗面台と壁の隙間にするっと吸い込まれてしまいました。
この隙間・・・前から、ネックレスとか指輪とか、落としそうで怖いな~とは思っていたので、そういう物を置く時はすごく注意していて、今まで被害なし。だったのですが・・・・。
いやもうどうしてこんな事になってしまったのか・・・・。あまりに躊躇なく行ったので、
「・・・え~と・・・・今、何かありました?」って感じでした。
保証書とかもそれに付いていたので、焦ったには焦ったのですが、なんか夢を見ているような。
うちには、ワイヤーの先にアームが付いてる・・手の届かない隙間にある物を掴める道具があるのですが、さすがにアームが開くスペースもないし、引っかけて引きずり出すには、ワイヤーが柔らかすぎてまったく役に立ちませんでした。
でも、今その取扱説明書は、きちんと所定の場所に収まっております。
取説を救い出してくれたのは、
裁縫用の竹尺。つまり物差しだ。
買っておいてよかった!
さすが、人類の叡智から生まれた道具!
ああっ長さを測るばかりでなく、こんな事にも役立つなんて。
すばらしい!
皆さんもぜひ家に置いておくべきです。


★★★今日読んでいる本★★★
「血の日本史」安部龍太郎/新潮文庫
半分くらいまで、おもしろく読んできました。
で、半分くらいの所に南北朝。
で、大塔宮護良親王の話が前後編で、やっぱ南北朝好きなのね~。なんて微笑ましく読んでいたのですが、なんか一気に引き潮にいろんな物がさらわれていくような気がしました。
なぜ。ここにきていきなりこれって、
どうしたかったのだ、作者。どうしようもなかったのか?それともこれが素なのか?

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2009.11.18

ちょっと疲れてるんです

みなさんこんにちは。
昨日はまた冷たい雨でしたね。今日はどうなのでしょう?今の時点でまだ空はどんよりしています。
昨日の朝、家を出た娘が3分もしないうちに泣きながら帰ってきて、何ごと!?と思ったら、
寒さと暗さにアンニュイな気分になっちゃったみたいで、しばらく玄関で話をして、ギュッとして背中をポンポンしてから再度送り出しました。
私、娘が学校から帰ってくる時に「おかえりなさい」を言ってあげられないのが、すごく申し訳ないのですけれど、せめて家を出るのが娘より後の時間でよかった。と心から思いました。
子供より早く家を出て、夜遅く帰ってくるお母さんも多いことかと思いますので、そういう点は恵まれていますね。
娘からは午後学校から帰ってきた電話があって
「もう淋しいのはなくなった~。これから友達の家で宿題やってくる」と言っておりました。
鈴木志保「船を建てる」を読みたくなった。


ブログでNHK大河ドラマの「天地人」に怒っている人がいて、その「なるほど!」な怒る理由に、すごく観たくなったぞっ「天地人」!
以前聞いた噂ではSFだって言うし。きっと嘗てないすごい解釈が加えられているに違いない(か、嘗てないいい加減な解釈で済まされているか)。
次で最終回だそうですけど。


「週刊マンガ日本史」6号来ました。
期待以上の仕事してます。箸井地図。
「これいつの時代の人?」さっそく娘が混乱を来しています。
「平安時代だよ」と教えたら、後はギャグだと思って読んだようです。
私は好きですけど、こーゆーノリ。でも空海ってゆーのは土木工事の現場監督か建築デザイナーだと誤解する人が現れそうですね。私もうっかり記憶を塗り替えそうになりました。


最近またちょっと疲れています。
なんか、自分が何をしたいのかわからなくなっています。う~む・・・・寺にでも籠もりたい気分です。
なんだろうな~?忙しいんだけど暇。みたいな・・・・。いや、暇だけれど時間がないって感じ?
時間が上手に使えてないような・・・。
それはさておき、ブログの「検索フレーズランキング」・・あれってあの検索ワードでブログに辿り着いてる人がいるってことなのでしょうか?けっこう変なキーワードが上がって来てることありますよね。
私は「足利直義まとめブログ」という、大変偏った内容のブログもやっているのですが、そちらは当然のように「足利直義」がこのランキングのオンリーワン(マジで。ランキングに1位でこれしか表示されてないんだよ)なので、へ~、と思って試しに私もこのキーワードで検索を掛けたのですが、さすがにこれだけだといかにマイナーな人物とはいえ、一応歴史の本に名前が出てくる人・・何万件とヒットして、
出てこないのよ。私のブログなんて。
ほんとにこれで辿り着いてる人なんているの?そんな下位の検索結果までチェックするような根性のある人がいるのか?直義ファン。
ちなみに、ヒットしてきたサイトやブログにどのようなネタで書かれているかというと、
かなり多いのが「伝源頼朝像」の話。と、もちろん人物紹介のページ。
あと、大塔宮がらみ。
大塔宮絡んでもいいけど、だーーーっ!もうっ土牢土牢言うなっ!!!って感じ。大塔宮ファンには、足利直義って言ったら、もれなく土牢付いてきます。って感じ。
入れてないですから。ああいうの。あと、成良親王殺してませんから。ちょっとそこんトコロよろしく。ですよ。


相変わらず、まだ言い足りないのですが、無駄に長くなるので後略。


★★★今日読んでいる本★★★
「血の日本史」安部龍太郎/新潮文庫

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2009.11.13

ある日のできごと

みんさんこんにちは。
寒い日が続いていますね。
今日は夕方くらいから雨の予報です。


今週は、先週末からいろいろなことがあって、仕事もほどほどに忙しくて、何をどう書こうかと思っているうちに週末になってしまいました。
順を追って箇条書きにすると
・土曜日、学校のママ友達と飲み。子供の塾の話に付いていけず、呆気に取られる。
・日曜日、保育園の友達と遊園地へ。その後の食事で、夫に苦労する話で盛り上がる。
・火曜日、夜、家に変な奴が襲来。ちょっと怖い。
・水曜日、ビックリする事があった。でも嬉しい事。
・金曜日、13日。


この中で、日曜日の話を書きたかったのですけれど、すでに私のテンションも下がってしまったので、さくっとだけ書きますが、
結婚して大切にしなくちゃいけないのは、男の役割とか女の役割ってことではなく、思い遣りだけなんじゃない?と、私は思います。・・・・ってことで。
家に帰れば温かい料理が待っている。
そんなのがトーゼンだなんて、アメーんだよ。ボケッ!
なんですけれど、疲れて帰ってくる人にそれくらいはしてあげたい。と思う気持ちは必要。ってこと。で、そう思ってもらえるという事も大切ってこと。
料理の話は例え話ですので。念のため。


それと火曜日の話。
この日夫が夜勤で帰ってきませんでした。で、娘と二人での夕食後・・なので、8時にはなっていなかったと思いますが、まぁ夜。
インターフォンが鳴ったので出ましたら、「この近所で工事をしている者なんですが~。昼間伺ったらいらっしゃらなかったので~」みたいな事を言われました。
工事?そう言えば、なんか近所で建て替え工事があるみたいなお知らせが来てたな~。その挨拶かな~?と思って。でもその工事は近所とは言っても、同じ町内ってくらいの場所で、すごく近いってほどじゃないんですよね。なので、ちょっと「??」って感じだったのですけれど、
「ドアの所まで来てもらえませんか?」と言うので、なんか失礼だなと思いながらも、やっぱり挨拶?と思って、玄関まで行ったのですね。
で、チェーンを掛けたままドアを開けて、「なんでしょう?」と声を掛けたら
「開けてもらえないんですか?」
・・・・・・はぁ!!?
開けるわけないじゃん。このご時世に。夜突然やってきた、何が目的だかわかんない人相手に。
何図々しい事、スラッと言っちゃってるの?この人。
すっごく変!
不動産関係の営業だったのですけど・・話の感じから、それは嘘ではないっぽかったんですけど、社員教育もうちょっとどうにかしろよ。
しかも必要ないっつってるのに、けっこうしつこかった。もちろんそのまま追い返しましたけれど、来週も来るみたいな事言ってた。
こういう業者も大変なのわかるけど、ちょっとあんまり気味が悪かったので、まだしつこいようだったら、不審者ってことで通報させていただきます。
しかしなぁ・・こういうピンポイントで来る「変な人」はほんと困る。
子供にも、今まで、家に入る時の注意はしていましたが(周りに変な人がいないか確かめてから鍵を開ける。とか)、家から出る時の注意もしなくちゃならないのか~と思いましたよ。


話はまったく変わりますが、
村下孝蔵の事を思い出したら聴きたくなって、すっごく久しぶりに聴きました。
ほんといい声してますよね。この人。
若い頃はコンサートへも行ったのですけれど、これがけっこう訛りが強い人で、本人も言ってたと思いますが、歌っている時とのギャップが不思議なくらいなんですよね。
病気で歌えなくなるかもってことがあって自殺も考えたみたいな話があって。でも治って、こんなきれいな声を聴かせてもらえるなんて幸せだよな~と、思ったり、したのですけれど。
でももういないんだな~と思ったら、ちょっとしんみりしてしまいました。
亡くなった時46歳だったんですね・・・。具体的な数字を見せられると、改めて、若かったんだな~と。
そんな事とは関係なく、
最近親の本棚を漁ってマンガを読むことを覚えた娘が、しりあがり寿の「方舟」を出してきて、
最初は「変な絵~」などと笑って読んでいたのですけれど、怖かったみたいです。
で、なぜか読み終わってから、
「時間って、いっぱいあるようだけど、できる事ってあまりないんだね・・・」
って・・・・だから~・・そーゆー怖い事を急に言わないように!お母さん年寄りなんだから驚かすなよ!どんな反応したらいいかわからないじゃん。
まぁそう思って、いろんな事を大切にしながら過ごしていければいいよ。それがわかっただけでも偉いよ。


何をしてきたのか思い出せるような生き方をしたいね。


★★★今日読んでいる本★★★
「血の日本史」安部龍太郎/新潮文庫
大和時代から明治維新までの日本の歴史の中で、敗れ消えていった人達を描いた短編集。
期待通りおもしろいです。

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2009.11.06

歴史小説を偏見を持って読んでみる

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。


最近お世話になっている先生のブログに付いたコメントに、
「南北朝時代を題材にとる作家は、作家として終わりにさしかかっているか、死期が近い」というお話があって、
えっなにそれ?どんな都市伝説?と思いながら、私は
「そう言えば昔、司馬遼太郎氏が雑誌の対談で、「南北朝にはまったく魅力を感じない」という話をしてて、」というコメントを付けたのですが、
ネットを徘徊していましたら、偶然上記の「死期が近い」という話も、司馬遼太郎がしているという話を見つけてしまいました。
文春文庫「手堀り日本史」に書かれたエッセイの中でのお話で、他にも角川文庫の「司馬遼太郎の日本史探訪」に同じような話を書かれているそうです。
「物語を物語る」というブログで大変詳しく紹介されていますので、取りあえず気になる方はこちらをご覧になるとよいかと思います。
私が読んだ対談では、「興味ないから」。でさくっとこの話題は終了って感じに、
「えっ?それだけ?」とがっかりしただけだったのですが、エッセイの方はかなり辛辣で、
それを何度も書いているということは、よほどこの時代が嫌いなのか?何か恨みでもあるのか?と思うほど。ってゆーか、「書きあげると(中略)亡くなってしまわれる」って言っちゃうだけでもすごいよね。


さて、最近私はつくづく言葉を知らないな~と思うことが多々あって、
考えてみると、ここ数年まともに小説という物を読んでおりませんので、ちょっとその辺の文学的な言い回しなどに改めて触れてみたいと思い、ついでに文学の世界で私の愛する足利直義さまは、どういう書かれ方をされているのかも知りたくて、南北朝時代を扱った時代小説を読み始めました。
いや、実は私、時間だけは長いことこの時代に興味を持ち続けながら、この辺の小説ってほとんど読んでないんですよね。「直義っつったらコレ」みたいに言われる「風の群像」もやっと読んだくらいで・・。


で、手始めは山田風太郎「婆娑羅」講談社文庫。
山田風太郎が南北朝書いてたんだ~。とちょっと驚きながら選んだのですけれど、読み始めてみたら、
覚えのあるエピソードがぽろぽろと・・・・。
もしかして・・・読んだことある?
しかしなぜか直義が出てくるシーンの既視感がまったくなかった・・・。ということは、本屋で見かけてぱらぱら眺めて「主人公佐々木道誉だし」とそのまま本棚へ戻したのかも。
それにしても、少しくらい記憶に残っててもよさそうなものなのに・・。とほほ。
感想です。
この時代に興味のある人なら、それなりに楽しく読めると思う。ので、割とお勧め。
佐々木道誉があんまりあれもこれも暗躍し過ぎてて(まぁ主人公だしね)、なんか影で歴史を操ってるっぽくて、フツーなら嫌みになりそうな気がするのですが、そうなっていないのは、登場人物たちの造形がそれぞれしっかりしてて、きちんと生かされてるからか?
ただ、参考資料「太平記だけっ!」とか言い出さないだろうな?と(作者死んでるけど)心配になるほど、「太平記」に頼って話が出来上がっている気がしました。それと、私も山田風太郎作品をそれほど読んだことはないのですが、この人の作品へのイメージが、あれがこれしてスペクタクルでドロドロなイリュージョン!!って感じだったので、意外と上品におとなしく仕上がっていて肩すかし。200ページくらいに後醍醐帝の隠岐遠流から道誉の死までを書いているので、とんとんと進みすぎて、何かあっけなかったです。
足利直義は、道誉の思惑に気付いてはいるのだけれど、どうしても翻弄されちゃうって役どころ。けっこうかっこいいです。


次は、短編集で、安部龍太郎「室町花伝」文芸春秋。文春文庫で「バサラ将軍」と改題されて出ていますが、どちらも絶版。文庫版の方に『師直の恋』という短編が加えられているので、買うならこちらの方がお得かも。私はハードカバーを買った後文庫版の存在を知ったので、ちょっと残念。
この作家をこれまで知らなかったのですが、南北朝時代のお話をいくつか書かれているそうですね。他の作品も読んでみたいです。『師直の恋』も読みたい。
文章がきれい。で、登場人物がみんな、あ~いるいるこういう人って感じなので、感情移入がしやすいです。『狼藉なり』の高師直とか、なんかいい奴で、『バサラ将軍』の足利義満にも「そういう事ってあるよね」って感じ。なので、そこがつまらないと思う人もいるかも・・。
『兄の横顔』という足利直義が主人公の短編が入ってます。
ダメ兄貴に変わって策謀を巡らしていたつもりが、結局兄貴の術中にはまって大塔宮を殺しちゃったのか!?取り返しつかないじゃん。ぼう然。って話。
この作品の直義は尊氏のことが嫌いです。しょっぱなからいきなり「嫌い」って言ってて焦りました。(※読み直してみたら「好きになれない」でした)
子供の頃のエピソードが、すごくかわいいのですけれど、きちんと伏線になっていて、それが切なくてよかった。
しかし・・・『師直の恋』もそうですけれど、この高度経済成長期っぽい題がちょっと・・・・。向田邦子的ホームドラマが始まりそうで・・・。


とりあえず、2作品続けて読みましたが、順々に色々読んでいこうと思っています。


ところで、書店の歴史コーナーへ行きましたら、「乙女の日本史」というピンク色のカバーを付けた本が平積みになっておりましたので、いわゆる「歴女」って、あれな人たちをターゲットにした本か?と思ったのですが、ネットでの感想を読んだらそういうわけでもないらしい。
で、ぱらぱらと中を見ましたら、
南北朝ないじゃん!
てゆーか、目次見たらほぼ年代順に歴史上の人物が紹介されてるんですけど、静御前の次が日野富子ってどーゆーこと!!
乙女には鎌倉時代も南北朝時代も存在しないのか!?
女の子は平安朝と戦国と幕末で出来てるのか!!?
まぁ、南北朝が存在しない事は、この世界ではしょっちゅうあることなんだけどサァ。
そして、「義経」の項で高河ゆんの「源氏」が紹介されていて、「斬新な設定」と書かれているのを目にした私は、静かに本を閉じ、その場を立ち去ったのでありました。
あれ・・・SF。つかファンタジー。
歴史をベースにしたSFマンガでは、フランス革命後のヨーロッパ(ナポレオン戦争?)を描いた岸田恋の「ネオ・ダイナスツ」がかなり好きだったのですけれど(でも商業誌で連載してたのより、その前に同人誌でやってたのの方が、やっぱノリが楽しかった)、なんか掲載誌だか出版社だかがなくなったりして、グダグダになって、私も追っかけるのが大変になってチェック入れなくなってしまったのですけれど、結局同人誌で2冊くらい出た後描かれてないですよね?


なんか、ダラダラと書きました。
ちょうど時間となりましたのでこれにて失礼。


★★★今日読んでいる本★★★
朝の電車の中で「婆娑羅」の解説だけ読んだ。

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