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2008.05.28

映画館のあの暗がりに

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
暑いです。このまま夏に入っていくのでしょうか。その前に梅雨が来るのでしょうか。
って、来るよね。


さて、
私が時々読みに行っている、映画の感想が書かれているサイトがあるのですが、
かなり映画を観ている方のようで、観ているペースもすごいのですが、日記を読むと、若いOLさんらしいのですが、
いわゆるピンク映画っつーの?あーゆーのもけっこう観ていて、それなりに興味深く感想を読ませて頂いています。
ちなみに、私はかつて1度だけ、映画館でそーゆー種類の映画を観たことがあります。
まだまだ若い20代の頃に、一人で。


むか~し昔ってほど昔ではありませんが、かつて我が町に「武蔵野館」とゆー名画座がありまして、
私も学生時代からOL時代にかけて、時々足を運んでいたのでありますよ。
んで、ある時ここで「夢野久作特集」とゆーのがありまして、そのコアさ加減がすごいですけど、
夢野久作は、とりあえずひと通り作品は読んでいるくらいには好きでしたので、行かないわけにはいかないってことで、行きました。
ところで、夢野久作の映画と言えば、映像化は不可能と言われた、あの「ドグラ・マグラ」がまず浮かぶっつーか。それしか浮かばないっつーか・・・
しかしそれに先立ち他の作品が映画化されたとゆー話を聞いた事がなかったので、少しの疑問を持ちながら映画館へと足を運んだのでありました。
(ちなみに映画「ドグラ・マグラ」は、私が当時好きだった松田洋治君が出ていたり、ホリ・ヒロシの人形が使われてたりで、そーゆー事でもおいしい映画だったのですが、ミーハー的にどうこう語れる作品でもありませなんだ)
確か日替わりで組み合わせが変わるようなプログラムだったような・・・。
私が見た作品は「瓶詰の地獄」と「少女地獄」・・・は覚えているのですが、他の作品は忘れました。
んで、これが何かと思ったら、ピンクなわけですよ。
なる程、グロとエロは親和性が高いですね。
作品の出来は、
私はとにかく夢野久作目当てだったので、その内容のあんまりな原作からの離れっぷりにどーしてよいのか・・・今見れば少しは違う評価もできるのかも知れませんが、女優さんも、まぁビミョーな方が出ているわけで。しかも、今思えばそんなにエロでもなかった。
そんなわけで、「夢野久作じゃねーよ」ってくらいの脱力感しかなかったのですが、今となってはよい思い出でもあります。って、そんなことでもなきゃ見ないし。


武蔵野館の思い出と言えば、もうひとつ
「明智小五郎特集」とゆーのがあって、江戸川乱歩は今でも好きですが、学生時代かなりはまっていて、
平成に入ってからも、意外と明智物のTVドラマなど作られていますが、昭和30年代などもすごくて、そーゆー古い作品を上映してくれたのです。
(ちなみに私は、20年くらい前、夏になるとNHKFMが放送してくれていた、広川太一郎が明智を演る「少年探偵団」のラジオドラマがかなり好きでした。また聴きたい。脚本が妙にとぼけていておもしろかったのです。俳優が演じた明智では、陣内孝則が割と好き)
で、何が思い出に残っているかと言いますと、
今もう作品が何だったかさえ思い出せないのですが、上映が始まって1時間ほど経った頃、
名探偵明智小五郎と少年探偵団が、怪人のアジトに拉致されたんだか潜入したんだかして、
さあっこれから大暴れ!って場面で、急に、画面がカタカタ~と上下して、白くなってしまったのですね。
その内に会場が明るくなって・・・しばらくそのままじっとしていたのですが、
それで終わりでした。
クライマックス以後が失われた映画。でも上映しちゃう。
いいな~・・いや、ちっともよくないんですけれど。
そういういい加減さがね。好きでした。
お弁当持ってって、幕間に食べて見続けたり。
やくざ映画で、「健さん後ろだーーーっ!」とか叫んじゃうおっさんがいたり。


その武蔵野館も既になく。
映画館のあった一角は、都市開発で昔の面影をなくし。
私自身も名画座どころか映画館からさえ遠くなり、
ただあのなんとなくアングラな雰囲気の、ほこり臭い生温い空間を、
ぼんやりと思い出すのでした。


★★★今日読んでいる本★★★
「神話と歴史」直木孝次郎/吉川弘文館
読みかけで埋もれていたのを発掘して、再度読んでいます。

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Comments

映画かぁ
最近行ってないッス

なんか見に行きたいな〜

Posted by: 帰途 | 2008.05.30 at 08:38

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