砂金
みなさんこんにちは。
今日はまたなんだかはっきりしない天気ですね。
と書いているこの時点で、雨は降っているのでしょうか?さっきは陽が射したような気もしたのですが、今また暗いです。
ところで、昨日のブログの最後に「最近さっぱりしてきた」とゆー事を書いたのですが、それと関係あるんだかないんだか、一昨日まで、まだまだ痛かった肩・腕が、昨日は「なんかけっこう調子いい」とゆー感じで、今日は、まだ少しだるさが残るも、なんか物足りないくらい快調なのです。
まだ首とか、けっこうバリバリなんで、もしかして一時的な回復?とゆー疑いも持ちつつ、
治療が効いてきたのか、休日を取ったのがよかったのか、季節の変わり目なのか 等々
まさに憑きものが落ちたような気分であります。
んで、また話は突然変わりますが、
一時停滞していたのですが、最近ネットサーフィンみたいなことをちょろっとしております。
んで、お気に入りに登録してあるサイトからたどって行った、あるブログにての情報。
まったくもって知らなかったのですが、去年ネット上で
「トミノの地獄」が「呪いの歌」ってことで流行っていたんですってねーーーーー!!!!
ぐはーーーっ!なんですとーーーーー!??
です。
私の周辺にいらっしゃる、オカルト好きな皆様はご存じだったのでしょうか?
私はまったくもってまるっきり知りませんでしたよ。
まぁネットをほとんど活用していない私には、ネット上の噂ってのは、ほとんど書籍になってから伝わるっつー・・・ネット本来の役割を無視しまくった、情報伝達方法を取っておりますので・・・。
それは置いておいて、「トミノの地獄」
これは、詩人西条八十の書いた幻想的な、ちょっとおどろおどろした作品です。
そう・・私は、右側の「Gallely」にもありますけど、西条八十が大好きなのです。
で、「Gallely」には、その中で特に好きな作品のひとつである「蝶」をイメージして描いたイラストを載せているのですが、この「トミノの地獄」も描いてみたい作品だったのですよ。
でも、全然まとまらなくて、とりあえず描くことは諦めています。
って、それはどーでもいいんですけど、
まぁ「大好き」ってことだけ押さえといて下さい。
西条八十ってゆったら、戦意高揚歌とかも作ってますけど、基本的には、リリカルっつーかキラキラっつーか・・なのですが、その中にちょっと残酷な香りが漂う作品も多いのです。
が、
呪いの歌かーーーーーーぁ!
なんでも言うなぁオカルト。
流行っていたのは、去年の早い時期だったようで、そう思えば、当時知らなくてよかったかも。
知っていたら、マジで怒っていたかも。誰にともなく。
でも今なら、そのネタもとになっているとゆー本(おもしろい事に噂の出所はほぼわかっているそうです)やそのネタを使った実話怪談系のマンガ(そんなのにもなったのだそうです)も、読んでみたい気がします。
★★★今日読んでいる本★★★
「比較文化論の試み」山本七平/講談社
この本とは全然関係ないけど、
UFO研究家の藤木文彦教授、尊敬する。
私もこれだけ冷静に自己批判できればなぁ・・。
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Comments
初耳でした~
なぜなぜ~どーしてあれが呪いの歌なの?
うーん。
最近、勉強不足というか、調査不足というか、
フィーリング(死語)一番って理由で、
きちんとした説明なしに「まかりとおる感覚のみの説明」ってのが多いですよ。
例えば私の聞いた妙な説
「桃」は、なぜ魔よけになるか?についてですが、陰陽の赤と白(ここで既に違うだろ)を混ぜたピンク色だからってラジオで堂々と説明していた「自称心霊ヲタク」がいましたよ。
Posted by: ちゃる | 2006.08.31 09:19
ホンモノと違うかもしれないので以下にコピペしますね。
「トミノの地獄」
姉は血を吐く、妹(いもと)は火吐く、
可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、
地獄くらやみ花も無き。
鞭(むち)で叩くはトミノの姉か、
鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。
叩けや叩きやれ叩かずとても、
無間(むげん)地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内(あない)をたのむ、
金の羊に、鶯に。
皮の嚢(ふくろ)にやいくらほど入れよ、
無間地獄の旅支度。
春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、
暗い地獄谷七曲り。
籠にや鶯、車にや羊、
可愛いトミノの眼にや涙。
啼けよ、鶯、林の雨に
妹恋しと声かぎり。
啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、
狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谿めぐる、
可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、
針の御山(おやま)の留針(とめばり)を。
赤い留針だてにはささぬ、
可愛いトミノのめじるしに。
西條八十作、詩集「砂金」収録。
声に出して読むと死ぬ…という伝説のある詩、『トミノの地獄』です。 黙読はセーフ。
寺山修司はこれを声に出して読んでしまったので亡くなってしまった…という説も。
ちなみに、寺山修司の映画『田園に死す』内では、トミノの地獄が歌になっています。
ってめっさ有名な都市伝説すけど…これ朗読してみる勇気ある方いらっしゃいません?!俺はとても勇気ないんすけど( ̄○ ̄;)
Posted by: あさひ | 2006.08.31 16:38
連投ごめんね。
http://photo-collage.jp/makoto/archives/2005/01/post_30.html
なんてのもありますが。
ポイントは「音読」らしいですよ。
寺山修司が絡んでるのも面白い。
↑でコピペしたスレでは、実際に音読した人間ドモが兢々として「じゃあ何時ごろ死ぬの?」
と待ってます。
Posted by: あさひ | 2006.08.31 16:44
>ちゃるさん
すごいですね!
いいですね。ピンク!
今度怪談会を開く時は、全員でピンクなかっこうをすると、魔除け効果もバッチリですね!!
つか、わけわからないですね。
その「自称心霊ヲタク」と、ちょっと語ってみたいです。
・・・・と書きながら、今ちょっと悲しくなりました(T^T)。
Posted by: じゅんこ | 2006.08.31 16:45
>あさひちゃん
音読したことはあるのだけれど、どれくらいで呪いは発動されるのだろうか?
『田園に死す』では歌詞が変えてありましたね。
久世光彦が亡くなった時には、何も言われなかったのかな~?
Posted by: じゅんこ | 2006.08.31 17:19
私も此れを見た日に音読しましたが。
まだ死んでませんw
何故音読?とか疑問は尽きませんが
気の持ち様じゃないの~?って思いますよ。
作者に失礼だと思うしね。
詩って声に出してナンボじゃないか!
Posted by: あさひ | 2006.08.31 18:34
えらそうに語ってしまうとですね。
この詩「トミノの地獄」には「原イメージ」があるんですよ。
大体、日本の詩人さんには、他国(特に欧米)のイメージや伝承を借りて、換骨奪胎し、自分の詩世界として完成させる傾向があります。
特にこの時代ね。西条八十さんだけでなくて、中原中也なんかも、その傾向があります。(悪いことではないですよ)
トミノの地獄については、グリムの原型(意地悪な姉、清らかで誠実な妹)や、
妖精や仙女に対する、無私の親切に対する恩寵としての贈り物(口から宝玉、歩くと花が咲く)、
導き手としての「鶯」(たぶんナイチンゲール)、金の羊などなど。
ごっそりと西欧の泥くさーい伝承が盛り込まれております。
それを、和の地獄と合体させて、しかるのち、和のリズムに嵌め、結晶させたのは西条氏の才能でありましょう。
寺山修司氏も日本の言葉を縦横に使える魔術師のような方でありますから、お使いになったものと思われますよ。
音読したい詩であります。
長文ごめんなさい。
Posted by: ちゃる | 2006.09.01 09:45