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2005.03.15

マニュアル時代

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。今週はずいぶん春らしい日が続いています。
やはり春はちょっとウキウキします。
春らしい着物を着て、おでかけなどしてみたくなります。

幼児向けの人形に「愛情のおけいこ」というコピーが付いています。
愛情って「おけいこ」するものだったのか?(ちなみに私は、子供番組のCMを見ているとよく耳にする、「ペットの「お」世話」とかゆーのにも、すごく抵抗があります)
職場で子供のバカ話をしていたら、後輩のMが、彼女のお義姉さんの娘というのが、すごく意地悪だという話を始めました。どちらかと言えば子供好きなのに、この姪っ子については、殴りたくなるくらい憎らしい時があるのだそうです。
5歳児で「意地悪」って言ってもね~とも思うのだけれど。なんでも、おじいちゃんやMのダンナさんに向かって、「大っ嫌い」「死んじゃえ」と言ったりするのだそうです。
他にも、飼い犬を押し入れに閉じこめて、ギャンギャン鳴かせて、犬は怖がって興奮して蒲団におしっこをしちゃったり、とかあったそうです。
わがまま盛りの子供がすること・・なのかもしれませんが、Mが気になるのは、「死んじゃえ」という言葉を平気でよく使うこと。そしてこういった「悪さ」について、親がほとんど怒らないことなのだそうです。

子供は、乱暴な言葉や汚い言葉を覚えて、それを喜んで使いたがりますが、そしてそれをいちいち注意する必要はないと思うのですが、
私が子供の頃には、親に向かって「死んじゃえ」などと言ったら、外に放り出されていましたよ。ましてや祖父母に向かってそんな言葉を口にしたら、どんな目に遭わされていたことやら・・・。
と言う前に、例えばご飯をつける事ひとつ取っても、父親の物からよそうとか、不文律として出来上がっている目上の人に対する礼儀・・のようなものがありました。
これは、まぁささいな事ですけれど、そういう日常のささいな事から、ことさら言葉にしたり、意識しなくても身に着けられてきた善いことがあるのだと思います。
そしてそれは、悪いことにも言えるのですね。

最近、学校で「なぜ人を殺してはいけないのか?」とマジメな顔で質問してくる生徒がいる、という話がニュースに出ていました。そして大人はそれに明確な答えを出せない、とも。
でも、明確な答えなどなくても、それはしてはいけないことだと「わかっている」ことだったはずです。
明確な理由など付けなくても、それこそ日々の生活の中で身に着けられたことだったのではなかったのか?私には、それは善悪など超えた、ただ「恐ろしい」ことなのだけれど・・・。
それをいい年になった子供を相手に、彼らを納得させることのできる、わかり易い理由を探そうとして、見つけられずにいる大人たち。では、その理由が見つからなかったら、「人を殺してもいい」ということになるのだろうか?

自分の子供がする悪いことを、自信を持って叱れない。
そんなにも、自分の価値観があいまいになってしまっているのでしょうか?
人に優しくする気持ちが、「おけいこ」しなければ身に着かない世の中って、すごくギスギスしている気がする。
それでも、なんとか愛情を育める子に育つように、親は子供にかわいい人形を与えるのでしょうか?
この事については、まだ言いたい事はありますが、長くもなったので、今日はこの辺で。
終わり。


★★★今日読んでいる本★★★
「ロシア幽霊軍艦事件」島田荘司/角川文庫

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Comments

コメント付けようと思いつつ、バタバタしているので、言葉の足りないところは次回の霊会ででもじっくり話したいと思います。
ホントは私たちよりも、もっと若い世代に意識してもらわなければならない問題なんだけれども。

不文律で言わずとも済む最後の世代なのかもしれませんよ、私たちくらいは。
そして仮にお稽古しないで、意地悪になっても成長の過程でいろいろ矯めることができた世代。
今は環境の自浄能力みたいのは、期待できないし、人の親にもすごい質の差があると思います。
とりあえず変なコメントですまぬ。

とりあえずのん太さんちの子育ては問題ないと思われます。ウチもなんとなくちゃんと育ったかな。

Posted by: ちゃる | 2005.03.18 at 17:47

僕の年代くらいから、狂ってきてるんでしょうね。
「悪ふざけの過ぎた成人式」は、僕の年齢くらいからでしたでしょうか?
僕のトコもちと煩かったけど、それも仕方なし
静岡なのに雪が降り、ダイヤは乱れ、いろんな催しが乱れ、旧友に会うことすらかなわなかったですから。だからって煩くてOKかっつったら、当然NOでしょうけど。

知り合いの息子さんが、ビックリするほど「子供」で堪らなく可愛いのです。
大人にはとりあえず?敬語。
大人の言うことはすぐに信じてしまう。
何度も騙す悪い大人には微妙な警戒心。
子供らしい、純粋な警戒心が堪らなく被虐の心を疼かせ・・・(ここで僕はダメ大人)
彼の親は、私の親が当然としていた、
悪いことしたら殴る。嘘ついたら殴る。
良いことしたら誉める。
これだけだって言ってるんですけどね。
殴っても、加減が判れば人間って意外と丈夫なものですよ。(問題発言

Posted by: あさひ | 2005.03.18 at 20:34

確かに子育ては、とても難しいと思うのですが、
私は、どんな風にしても、それに成功も失敗もないと思うのです。その子供が将来自立できれば。

それを、ちょっとのことで児童虐待だとか、子供の権利だとか、トラウマがとか、うるさい声が多すぎ。
もちろんそれは程度問題なのだけれど、
うちの親は鬼親だと思ったって、子供時代のイヤな思い出が少しくらいあったって、それがなんだってーの?と思うのですよ。
殴られて痛い思いをしたって、
その時痛い思いをしなければ、後々もっと痛い思いをするような目に遭うことだってあるのにねぇ。なのです。

この事については、またこれでひとつ記事が書けちゃう程なので、ここではこれくらいにしときます(^^;)。

Posted by: じゅんこ | 2005.03.20 at 06:03

>人に優しくする気持ちが、「おけいこ」しなければ身に着かない世の中って、すごくギスギスしている気がする。
>それでも、なんとか愛情を育める子に育つように、親は子供にかわいい人形を与えるのでしょうか?

ここの話でも読ませなさい。
http://tear.maxs.jp/

Posted by: 青亜堂 | 2005.03.21 at 11:52

青亜堂さんのリンク先、少し読んだら泣きそうになってすぐ戻る私。
仕事してたとき、後輩が言った言葉が衝撃的でした。
「親にぶたれたことないもん」
・・・そんなに物わかりの良い、子供時代だったのかと。
今彼女は、30で子供も最近生まれたようです。
19の時でも、自分で稼いだお金が嬉しくて夜遊び続けてて、たまに父に殴られてたなぁ、私(笑)。

Posted by: 樹恵里 | 2005.03.25 at 10:57

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