百物語の会
みんさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。
秋らしい気持ちのいい1日でした。・・が、私はほとんど眠って過ごしていました。
なぜなら、昨夜は徹夜だったからです。
昨夜は、毎年恒例の、いたこ28号さん主催の百物語の会がありました。
私は3年ほど前から楽しみに参加させていただいてます。
今回は、会場がなかなか決まらず、幹事の方には大変ご苦労をおかけしたようですが、本郷にある「鳳明館」という鄙びた風情のあるよい宿を取って頂けました。
参加人数は例年よりかなり少なかったのですが、こじんまりと落ち着いた、よい会でした。
フリーライターで「車にまつわる怪異譚」のFunky Nakamuraさんと、妖怪研究家の山口敏太郎さんの参加もあり、その博識ぶりにただただ感心でした。しっかりとフィールドワークをなさっている方のお話は、説得力があり、見習いたいと思いつつも、一介のOL主婦には、書物を紐解くくらいが限界かな?と思ったりもします。
せめて、幅広く見識を広げたいものだと、しょっちゅう思っている事を、また改めて思ったのでした。
ところで、私はこの会に、毎年着物で参加しています。
それが、先日までの着付け練習の話なのでした。
着物で一晩過ごすのは大変なので、靴を含め、着替えを一式用意して(これがまあけっこうな大荷物で)行くのですが、今回はずっと着物で過ごし、家を出た時のかっこうのまま帰ってこられました。
気候のせいなのか?少しでも着慣れてきているのか?いつもなら途中で、眠気もあって息苦しいような不快な気分になるのですが、今回はそれもありませんでした。
あっもしかして、人数が少なかったからかなぁ?あまり意識していなかったけれど、やはり人いきれがあるのでしょうか?
今回着たのは、以前このブログにも写真を載せた、大谷さらささんで購入した、骸骨の着物と、オレンジ色の名古屋帯でした。
両方とも、おそらく昭和初期頃の物で、骸骨の着物は茄子紺に、山葵色の菱形と、渋のような茶の楓が染めてあり、帯も菊や楓の模様が入った秋らしい物です。何より現代では見ないような色合いに、それがいい感じに寂びていて秋の夜長の怪談によいのでは?と思ったのです。
着物の柄が柄なので、決めすぎると怖いな〜と思い、半襟と帯揚げはピンクの物、帯締めは朱色にしてみました。長襦袢も赤が入っている物にしました。
そして腰巻きは厄除けの麻の葉模様。
・・・という着付けを、写真に撮っておこうと思いながら帰ってきたというのに、眠さに勝てず、さっさと脱いでしまってから、「あっ写真」と思ったのでした。
実はコレクションの妖怪根付をいくつか持って行ったのですが、コレクション自慢をしてもな〜と思い直して、結局出しませんでした。が、なかなか人に見せる機会もないので、ここに写真を載せておきます。
(画像がよくありませんが、左から「烏天狗の誕生」つげ材、「貝と河童」つげ材、「白澤」象牙)
妖怪の根付というのは、昔からけっこうあって、よく見かけるのは、やはり河童や人魚、鬼です。意外と多いのが、「手長足長」という妖怪。「白僧都」という狐の妖怪も時々見かけます。
色々集めたいのですが、いい物はやはり値が張りまして・・・今はこれくらいで・・・。
★★★今日読んでいる本★★★
「幸田文の箪笥の引き出し」青木玉/新潮文庫
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Comments
妖怪の根付があるなんて知らなかったよぉ。
姫はお福さんや、草履など元々キーホルダーだった物を根付として利用しています。
この妖怪の根付、帯留めにも見えますね。後ろに金具付けたら帯留めになりそうだけど、お高い物ならもったいないなぁ~。
ブログ友達の中に、かわいらしいボタンを帯留めに加工してた方がいました。大きい手芸店に帯留め金具を売っているらしいよ。
この冬、姫もお気に入りの帯留めを作りたいです。
作ったらアップするね。
着物は、きっと、着慣れたんだよ。紐の締め具合などなど…上達したんだよ、きっとねぇ~。
しししっ。
Posted by: 姫 | 2004.10.03 08:52
妖怪根付は海洋堂さんの食玩ものを狂気のように集めました。
だって本物お高いし・・・骨董初心者の私には、よし!これを買うぞと思うだけの目がまだありません。
白濯は縁起のいい妖怪なんだよね~♪
がらっと話題を変えて帯止めですが、娘に作ってあげたりしてます。
大き目のトンボ玉一つ選び、両隣に同じ色合いの
小さいビーズとか。
チェコガラスのビーズに模様の入ったものとか。。
手抜きなので、色合いの合う真田紐を帯締めに見立てて
直接縫ってしまうのです。
お太鼓の中で固結びしても目立たないので
割といいかもです。
Posted by: ちゃる | 2004.10.04 10:19
おお~~、帯留めを創るのですね。箸置きで創るというのもありますよね。
創ったらぜひアップして下さい!>姫さん
姫さんのセンスってとてもステキなので、きっときれいな物ができるのだろうなぁ。
トンボ玉もきれいですね。ステキ>ちゃるさん
ちゃるさんと着物関係のお話をこんなにできるなんて、嬉しいです。
あっわわ、私「白濯」と書いていましたね!ごめんなさい。誤字です。
妖怪の根付けっておもしろいですよ~。ってただの妖怪好きか?
あと、からくり根付けにも心惹かれます。今まで見たことがあるのは、桃の中から桃太郎が出てくるのとか、女の人の首がくるりと回って般若になるのとか・・。
象牙はやっぱりよいお値段で、手が出ないです。とほほ。
また少しずつ貯金をして、ほそぼそとでいいので、集めていきたいものです。
Posted by: じゅんこ | 2004.10.04 16:55
こんばんは、百物語の会なかなか楽しかったですね。
妖怪談義のライブもやりますので、また次回の機会にはどうぞ!
Posted by: 山口敏太郎 | 2004.10.17 21:30