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2004.08.31

人の望みの喜びを

みなさんこんにちは。
今日もよいお天気ですね。・・・と言えるのかな?台風一過。朝は風がかなり強かったですが、今はそれも治まってきました。
ゆうべは東京もものすごい風で、怖いくらいでした。記録的な強風だったようです。
各地で被害も続出のようで、東京でも工事のパネルが落下するという事故がありました。

自然災害と聞くと思い出す話があります。
田中貢太郎という作家が書いた「月光の下」という短編です。三陸沖地震津波を題材にしたお話です(たぶん明治の方の津波)。
怪談なんですけど、とても悲しくて、きれいな話です。田中貢太郎の作品は全般的に好きなのですが、その中でも特に好きな話です。
余談ですが、加倉井ミサイルさんの絵でマンガ化してくれたら、すっごく雰囲気出ると思うんだけどな~。

前々から夫が、なぜか子供に「蛍の墓」を見せたがっていて、ゆうべとうとう見てしまいました。
私が、悲しいお話が苦手なんで、ず~っと「ダメ!」と言っていたのですが、昨日はなぁんか「まぁいいか」って気分になってしまったんですね。で、やっぱり泣けてしまいました。心臓に悪い。
実は、娘の名前は、「なんでそんな名前に」と言われたりもしたのですが、戦争にちなんで付けているのです。
長崎に原爆が落ちた後、焼け野原にいち早く花を咲かせたという、ある植物から付けたのです。それは、どんな過酷な状況の中でも、それに負けないで花を咲かせて欲しいという願いからです。
「優しく」とか「きれいに」ではなく「強く」なってほしいっつー願いもなんだかな~・・ですが・・・。


★★★今日読んでいる本★★★
「異端の数ゼロ−数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念」チャールズ・サイフェ/早川書房

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